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【研究成果】心房細動の原因となる遺伝子の発症メカニズムを解明 ―心房細動の発症予測や治療法開発に貢献D

本研究成果のポイント

  • 心房细动患者574人と健常人1554人とで遗伝子多型の検讨を実施
  • 笔滨罢齿2遗伝子多型変异型(颁アレル)※1を持つ人は、心臓の歩调取りの役割をする洞结节の机能が悪く、左心房が拡大しており、心房细动発症に深く関连していることを世界で初めて発见しました。
  • 心房细动発症メカニズムの解明により、その発症予测や治疗方法の开発に向けた応用につながることが期待できます。

【用语説明】

(※1)PITX2:Paired-like homeodomain transcription factor 2
遗伝子多型:个人毎の塩基配列の违い
変异型:通常の塩基配列と异なる配列

概要

広岛大学大学院医歯薬保健学研究科の友森俊介大学院生(博士课程?循环器内科医师)、中野由纪子准教授、木原康树教授、同消化器代谢内科の越智秀典客员教授、茶山一彰教授、同细胞分子生物学の田原栄俊教授らの研究グループは、心臓の発生に関与する笔滨罢齿2遗伝子近傍の遗伝子多型の変异型(颁アレル)が心房细动の発症に関与していることを确认しました。颁アレルを保有する症例では、脉拍の数を决める歩调取りの役割をする洞结节の机能低下が认められ、且つ、心房细动の発生箇所である左心房が拡大していることを世界で初めて発见しました。

今回の结果は、心房细动の発症のメカニズムの解明につながると共に、心房细动の発症予防や治疗方法の开発に寄与します。

本研究成果は、英国科学誌「Scientific Reports」(オンライン版)に掲載されました。

颁颁:変异型ホモ、颁罢:変异型へテロ、罢罢:野生型(通常の配列)

论文情报

  • 掲載雑誌: Scientific Reports
  • 論文題目: Chromosome 4q25 Variant rs6817105 Bring Sinus Node Dysfunction and Left Atrial Enlargement
  • 著者: Shunsuke Tomomori, Yukiko Nakano*, Hidenori Ochi, Akinori Sairaku, Yuko Onohara , Takehito Tokuyama, Chikaaki Motoda, Hiroya Matsumura,  Michitaka Amioka, Naoya Hironobe, MD, Yousaku Ohkubo, Shou Okamura, Hiroshi Kawazoe, Yukie Nishiyama, Hidetoshi Tahara, Kazuaki Chayama, and Yasuki Kihara
    * Corresponding author(責任著者)
  • 顿翱滨番号:&苍产蝉辫;10.1038/蝉41598-018-32453-8
【お问い合わせ先】

広岛大学大学院医歯薬保健学研究科循环器内科
准教授 中野 由纪子

TEL: 082-257-5540

E-mail: nakanoy*hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に変換して送信してください)


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