広島大学 大学院医系科学研究科
疫学?疾病制御学
助教 Ko Ko
教授 田中 純子
罢别濒:082-257-5160
贵础齿:082-257-5164
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(注: *は半角@に置き換えてください)
広島大学大学院医系科学研究科の高橋和明研究員、Ko Ko助教、永島慎太郎助教、田中純子教授らの研究グループは、広島県内の医療機関ならびに行政機関にて採取されたCOVID-19感染者の唾液または咽頭ぬぐい液、計734サンプルのウイルス遺伝子を解析しました。独自開発プライマーセットを用いたNested RT-PCR*1により標的スパイク遺伝子を増幅し、サンガーシーケンシング法によるゲノム解析を試みた結果、低ウイルス量の検体も含め、効率的な変異株の検出に成功しました。次世代シーケンシング (NGS)*3法を用いた结果と比较検証したところ、検出されたウイルス遗伝子配列は100%一致し、同法の精度が确かめられました。
本研究は、広島大学?広島県 官学連携による検査研究体制構築事業、ならびに国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)の?新興?再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する疫学調査等の推進に関する研究?の一環として行われました。なお、個人情報は匿名化等により保護されており、本研究は広島大学疫学研究倫理審査委員会の承認を得ています(承認番号E-2122、E-2124)
本研究成果は、Scientific Reports誌に掲載されました(2月14日)。
図1:主な新型コロナウイルス変异株とプライマー设计
B.1.1.7(アルファ株)、B.1.351(ベータ株)、P.1(ガンマ株)、B1.617.2(デルタ株)、B.1.617.1(カッパ株)、C.37(ラムダ株)およびB.1.1.529(オミクロン株)の分類基準を示しています。これら全ての変異はスパイク領域にあり、新型コロナウイルスの標的フラグメントはプライマーセットhCoV-Spike A、hCoV-Spike-B、hCoV-Spike-Cにより増幅され、ゲノム配列が解読されます。
*1:Nested RT-PCR
2セットのプライマーを使用し2段阶で笔颁搁を行うことで、目的の遗伝子に対する特异性を高め、低発现の遗伝子を検出する方法。
*2:サンガーシーケンシング法:
DNAの塩基配列を決定する方法のひとつ。1977年にFredric Sangerによって開発された第1世代のシーケンス方法。少数のターゲットの場合、迅速で費用対効果が高い。
*3:次世代シーケンシング(Next Generation Sequencing, NGS)
顿狈础の塩基配列を决定する方法のひとつ。第二世代のシーケンス方法。数百万から数十亿もの膨大なシーケンシング反応を同时并行して実行することで配列决定の処理量を飞跃的に増大させた技术。时间がかかり、费用が高额。
広島大学 大学院医系科学研究科
疫学?疾病制御学
助教 Ko Ko
教授 田中 純子
罢别濒:082-257-5160
贵础齿:082-257-5164
贰-尘补颈濒:箩耻苍-迟补苍补办补*丑颈谤辞蝉丑颈尘补-耻.补肠.箩辫
(注: *は半角@に置き換えてください)
掲載日 : 2022年02月16日
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