麻豆AV

  • ホームHome
  • 工学部
  • 越智学长をはじめ本学の教员5人、科学技术分野で文部科学大臣表彰

越智学长をはじめ本学の教员5人、科学技术分野で文部科学大臣表彰

令和2(2020)年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰において、越智光夫 広島大学長と安達伸生 教授(医系科学研究科)、亀井直輔 准教授(医系科学研究科)の3人が「科学技術賞 研究部門」を、小林信一 人間社会科学研究科長?副学長が「科学技術賞 科学技術振興部門」を、荻崇 准教授(先進理工系科学研究科)が「若手科学者賞」を受賞することが決定しました。

越智学长ら3人は磁石を用いた体に优しい再生医疗の研究が评価されました。记者会见で越智学长は、「広岛大学からどんどんこのような科学技术赏あるいは若手科学者赏が出てほしい。また、そういうような研究环境を构筑したい」と期待を込めました。それぞれの业绩概要は以下のとおりです。

記者会見の様子

4月8日に霞キャンパスで行われた记者会见の様子

(左から、荻准教授、小林研究科长、越智学长、安达教授、亀井准教授)

越智学長

受赏についてコメントする越智学长

【科学技術賞 研究部門 】業績名「磁性化細胞と磁場を用いた低侵襲再生医療研究」

【受赏者】

  • 越智 光夫 (広島大学長)
  • 安達 伸生 (広島大学大学院医系科学研究科 教授)
  • 亀井 直輔 (広島大学大学院医系科学研究科 准教授)

【业绩概要】
これまでの再生医療では、細胞をゲル状の足場あるいはシート状に培養して移植したりする方法が開発されてきたが、治療部位を大きく切開して展開しなくてはならないという問題があった。こうした治療による体の負担や痛みを軽減させるため、より低侵襲な方法で移植した細胞を目的の部位へ効率的に集積させる移植技術の開発が必須となって いた。

本研究では、ヒトに使用済の鉄ナノ粒子で细胞を磁性化し、注入时に体外から强力な磁石を用いて细胞を患部に集积させる「磁気化细胞を用いた磁気ターゲティング」技术の开発研究を行った。本研究により、注射などの低侵袭な方法で移植した细胞を患部に効率的に集积させ、比较的少量の细胞で组织修復を促进させることが可能となった。本技术は、磁性化细胞と磁石での低侵袭な方法での新たな再生医疗やがん治疗への応用の道を拓いた。

本成果は、軟骨以外の骨、筋、神経など様々な組織再生に応用可能で、運動器領域のみならず、がん組織を切除した膀胱などの臓器の修復にも応用可能である。低侵襲による細胞治療法を確立することは、超高齢化社会で運動器の障害に苦しむ患者のQOL(Quality of Life:生活の質)向上や医療費削減に寄与することが期待される。

【科学技術賞 科学技術振興部門】業績名「科学技術政策と高等教育政策の融合研究実践技術の振興」

【受赏者】  

  • 小林 信一 (広島大学副学長?大学院人間社会科学研究科長)

【业绩概要】
日本では科学技術政策研究と高等教育政策研究は別々に取り組まれてきたが、1990 年代以降、科学技術政策において大学の重要性が強く認識されるようになり、科学技術?高等教育の融合領域で政策が展開されるとともに、その研究課題の開拓、研究?実践技術の開発等を担う融合領域研究の必要性が高まった。

本活動では、科学技術人材研究の開拓、科学技術コミュニケーションの開拓、社会技術の概念形成等、科学技術?高等教育融合領域のための研究方法及び実践技術?手法の開発を行い、政策実践にも結びつけた。本活動により、我が国の科学技術政策?高等教育政策融合領域の研究と実践が発展し、重要な政策分野となった。科学技術白書や審議会等でたびたび取り上げられ、政策分野の開拓につながったほか、文科省が実施する調査設計に資するなど政策形成、政策研究の実践の発展につながった。また、行政のみならず、立法府固有の科学技術?高等 教育融合領域の政策調査?分析の技術?手法の開拓により、その基盤が構築された。さらに、科学技術人材育成、科学技術コミュニケーション活動、社会技術研究活動等の 実践の 発展に寄与している。

【若手科学者赏】业绩名「微粒子工学と有机化学の融合による资源有効利用に関する研究」

【受赏者】  

  • 荻 崇 (広島大学大学院先進理工系科学研究科 准教授)

【业绩概要】
日本がものづくりで世界をリードするために、资源の安定确保、有効利用技术、环境を考虑したプロセス开発は必须の课题である。

氏は、化学工学と微粒子工学の学問的背景に基づき、(I) 希少金属を用いない新規発光材料の開発、(II) 微粒子のかたちや構造をナノレベルで精密に制御することによる資源の有効利用、(III) アミノ酸を用いる環境考慮型の新規希少金属リサイクルシステムの構築に取り組んだ。いずれも無機材料を対象としたプロセスに有機材料を用いることを提案し、新たな発見に繋がった。

本研究成果は、资源、エネルギーの有効利用を可能とする新たな材料およびそのプロセス开発に贡献するものであり、我が国の持続可能なものづくりへ向けた技术と期待される。

【お问い合わせ先】

【受赏内容について】

広島大学 大学院医系科学研究科 准教授 亀井 直輔

TEL 082-257-5233

E-mail n-ahkamei*hiroshima-u.ac.jp (*を@に置き換えてください)

広島大学 副学長 小林 信一

TEL 082-424-6234

E-mail s-hinichk*hiroshima u.ac.jp(*を@に置き換えてください)



広島大学大学院先進理工系科学研究科 准教授 荻 崇

TEL 082-424-3765

E-mail o-git*hiroshima-u.ac.jp (*を@に置き換えてください)

【この记事について】

広島大学 広報グループ

TEL: 082-424-7371


up