平成29年1月1日(日)の中国新闻で、瀬戸内海の贫栄养化対策について山本民次教授のコメントが掲载されています。
瀬戸内海の贫栄养化対策において、沿岸の汚水処理场で、海藻や植物プランクトンの栄养である窒素を増やした処理水を放流する「缓和运転」の取り组みが広がっていることについての记事で、山本教授は「下水を高度処理し海をきれいにしさえすればいい、という発想は过去のものだ」とし、缓和运転の拡大など地域の実情に沿った対策を讲じるように指摘しています。
また、同日の特集记事中では、広岛湾でカキを养殖する网文海产(広岛市西区草津港)が行っている、カキの実を太らせるために特别な肥料をいかだにつるす试みについても掲载されています。この手法は山本教授らで作る研究グループが考案したもので、昨年山本教授の讲演を闻いた同社がアドバイスを求め行っています。
山本教授は、「海の栄养が少なくなっている今こそ『攻めの渔业』が必要。海を畑のように手を加えて使うことを考えないといけない」と强调しています。