氏名:ドミトリー マムチュル
広岛大学での所属:工学研究科 広岛大学短期交换留学プログラム(贬鲍厂础)
在籍年:2011-2012年
现在の职业:ソフトウェアエンジニア

时折思い出します
ドミトリー マムチュル(ロシア出身)
2016年11月掲载
こんにちは。自転车に乗るのが大好きなドミトリーです。风景の中を駆け抜けながら、くちばしを半开きにして电柱の上に止まっているカラス、空中にとどまっていたと思ったらすぐに飞んでいってしまうトンボ、风で飞ばされたおにぎりの包み纸など???、様々な小さな事を観察しています。お分かりかもしれませんが、様々なことを観察することで気晴らしをしながら、自転车に乗っています。もちろん自転车に乗っている以外のときにも!!
広岛大学での贬鲍厂础学生としての1年间は、数えきれないほどの様々な気晴らしの机会が(ありがたいことに)ありました。そして、それは现在の仕事にもつながっています。
私の専攻はコンピューター科学です。この世で「魔法使い」として成功することが不可能に近いということに気づいてから、2番目にすばらしいと思っていた(それも、また魔法使いのようなものですが)、プログラムを书くことを志しました。ゲームというは、これまで作られたものの中で、最高で、かつ最も不思议なプログラムだと思います。时间があるときは、気がつけばたいていゲームをしています。
ゲーム業界においての日本の重要性は過大評価しづらい状況になっていること、また上達していた自身の日本语能力をふまえ、就職活動で自分の運を試してみることにしました。そして、この決断は最終的に、1980年代の第三世代コンソールに遡る歴史のあるゲーム販売会社へと私を導いてくれました。しかも、勤務地は広島大学のすぐそばでした。
现在、私たちの会社は、携帯电话を中心に闯搁笔骋とアドベンチャーゲームを端末に配信しています。日常生活のストレスなどから现実逃避できる质の高い気晴らしを提供するために、全国のゲーム制作会社とコラボレーションし、ゲームの共同开発をしています。
ソフトエンジニアとしての私の仕事はプロジェクトマネージャー、ゲームデザイナー、そしてアーティストと协力し、みんなの力作を、一つのきちんとした商品―完成されたゲームになるよう、まとめることです。また、他社のゲームをあらゆるサードパーティのライブラリにまとめたり、デジタル配信プラットホームでリリースするための準备をしたり、时には全く新しい作业をしています。多くの困难があるものの、やりがいがあり、ある程度自由に创造できる面もあるので、とても楽しんでいます。
日本の会社にはいくつかの面白い「クセ」があります。例えば、新しい年を迎える前の、オフィスの「大扫除」など。しかし、偏见を持たずに従うことで、时にきわめて面白い経験につながることがあります。
呉のラーメン店に昼ご飯を食べに行った時のことです。私たち4人を含め、店内の客はみんなスーツを着ていました。つまり、その店内では、ビシッとスーツを決めた人たちが、ラーメンをすすっているのですーあたかも明日はもう来ないかのように。 慣れるまではかなり面白い光景にうつるかもしれません。また、アメリカでゲームショーに参加した時は、車体も窓ガラスも真っ黒で、ほんの小さな窓しかない大きなレンタカーを借りて、あちこち運転しました。まるで映画から出てきたような犯罪グループ組織のようだったと思います。本当に楽しい思い出です!
広岛に来て、5年という月日が経ちましたが、今でも私は、ほぼ毎日自転车に乗っています。空は広いし、カラスも相変わらず面白く、そして騒がしいです。けれども、広岛大学が私の人生にもたらした変化は非常に大きく、それに代わるものは考えられません。私が留学を通して得たものは、今でも连络を取り合っている人たち、仕事、日本で生活する机会、そして食べたい时にいつでもお好み焼きが食べられること、まさしく何物にも代えがたいものです。
いまは、来たる10月の酒祭り、そして今度参加するしまなみ海道自転车の旅をとても楽しみにしています!
原文:英语
(このエッセーは2016年9月に寄稿していただきました。)

しまなみ海道自転车の旅(2014年)

ベトナム フーコックにて(2015年)

ユニバーサルスタジオジャパンにて(2016年)