麻豆AV

神経生物学

相澤 秀紀 教授

【研究キーワード】
うつ病、ドーパミン、セロトニン、手纲核、モデル动物

【最近のハイライト】
うつ病はその高い有病率にも関わらず、病态や効果的な治疗法が未确立な疾患です。最近の遗伝子改変マウスを用いた研究から、私达の研究室は手纲核と呼ばれる脳の一部に存在するグリア细胞の机能不全がうつ病の症状に似た行动异常および睡眠障害を引き起こす事をつきとめました(図1参照)。

【研究室主要论文】
?Cholinergic modulation of interhemispheric inhibition in the mouse motor cortex., Cerebral Cortex, 34巻, 7号, pp. bhae290, 20240703
?Deep ultraviolet fluorescence microscopy of three-dimensional structures in the mouse brain, Scientific reports, 13巻, 1号, pp. 8553, 20230526
?Anti-seizure effects of medicinal plants in Malawi on pentylenetetrazole-induced seizures in zebrafish larvae, J Ethnopharmacol, 284巻, pp. 114763, 20211021

【教育内容】
医学部医学科の学部教育では、细胞生物学、组织学および神経解剖学の教育を主に担当しています。膨大な知识体系を前に戸惑いがちな学生に寄り添いながら自主的な问题解决能力の习得に重点をおいています。
大学院では、神経生物学特别演习等を担当し、遗伝子改変による神経回路研究を指导します。特に、研究の意义を理解し、リーダーシップをもってプロジェクトを推进する能力の习得に重点をおいています。

【研究内容】
わたしたちの研究室では、分子生物学の観点から脳の働きを理解することで精神?神経疾患の病态の解明や新たな治疗法の开発を目指しています。研究は、医学だけでなく理学?工学?农学など様々な背景を持った研究者と协力して进めます。特に进化的に共通した脊椎动物脳の作动原理を理解することに重点をおいており、个々の神経回路がどのように动物の行动を制御するのかを明らかにしようとしています。

【図1】グリア细胞の机能障害はうつ病の症状に似た行动异常や睡眠障害を引き起こす


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