平成30年7月31日(火) 、第60回コンソーシアム人材セミナー「やりたいこと、みつけよう。 / 日本電信電話株式会社 兵藤 守 氏による講演」を開催しました(参加者44名)。
概要
本讲演は、日本电信电话株式会社(狈罢罢) 研究企画部门 搁&补尘辫;顿推进担当 担当部长 兵藤 守氏を讲师として、「やりたいこと、みつけよう。」と题して行われました。
兵藤氏は、広島大学 工学部を卒業した平成9年にNTTに入社してから、「研究所技術を活用し、新たな価値を創造したい」という思いで、研究?技術開発に従事されてきました。その経験を基に、1) 我が国が目指す社会とICT(情報通信)産業への期待 2)NTTグループについて 3)NTT R&Dがめざすもの 4)みなさんへの期待 という4点について、具体例を示しながら、分かりやすく話していただきました。特に、兵藤氏が平成25年から内閣府 科学技術政策?イノベーション担当に出向されていた経験から、ICT産業が国家発展に果たす役割や、その産業発達の中で必要とされる「黒子」的な役割の重要性、そして我が国 『日本』という国家単位でICT産業を盛り立てていく様子など、多くの実体験と共に、ご説明いただきました。
また、狈罢罢が现在行っている共同研究や技术开発について、『伝统芸能と滨颁罢の融合』や、『1万办尘の距离を超えたリアルタイム同期』といった革新的な取り组みを绍介していただき,狈罢罢が取り组んできたイノベーションを间近に感じさせていただきました。
最后に、「聴讲したみなさんへの期待」と题して、国立大学である広岛大学で学ぶ学生?研究员に対して、社会に贡献できる人材へと成长していく必要性や、今后见据えていなければならない课题?目标、それに対する取り组み方といった、「自身が成长していく道标」を示していただきました。
参加した学生から参加者の感想(一部)
(1) 講師が所属する企業?組織の経営理念や活動内容などについて、「共感」した点
- 新たな価値の創造を常に意識している点、会社と大学でやりたい事の差異にできる限り配慮している点、及びサラリーマンではなく、ビジネスマンとして主体的行動する事が重要である点に共感した。(工学研究科 男性)
- NTTさんは従来ネットワーク系の技術を中心に扱っていたが、時代のニーズに合わせ方向転換させる意識に非常に共感を覚えた。(工学研究科 男性)
- ICTと言う言葉に馴染みが有りませんでしたが、社会の基幹であることが良く分かりました。日本の貿易収支が低迷している中で、新たな道を探すためには、道を狭めず色々とトライして行くことが重要である点に共感しました。(生物圏科学研究科 女性)
- NTTさんは、かつて電話通信メインでやられていましたが、現在は、ICT等様々な分野で活躍されており、私の知らないところでも、私たちの研究や生活を豊かにされていて、とても驚き大変興味深かったです。(理学研究科 女性)
(2) 講演やディスカッション内容に関する感想?印象に残ったこと
- B2B2Xという新しい概念(従来のB2Bビジネスを進化させエンドユーザXに多彩なサービス提供するビジネス)が興味深かかった。またR&Dが企業のエンジンとなり、新たな価値を創造していく話に、研究者の明るい未来を示してくれ、自分が感じている不安が少し和らいだ。(工学研究科 男性)
- AI技術の進歩に期待していて、NTTさんでAIに関するインターンシップをさせて頂きますので宜しくお願いします。(工学研究科 男性)
- 自分のやりたい事を現在検討中で定まっていないため、しっかり考える良い機会となり、これからの就活に頑張っていきたいです。(生物圏科学研究科 女性)
- 「グローバル聖徳太子」は現在のところ最大6人までの声を認識できるようですが、将来的には100~1000人の声を認識し、鉄道のプラットフォームやバス?電車に設置し、防犯対策に役立てられたらと思いました。これからの進歩を楽しみにしています。(理学研究科 女性)

