本年もあと10日余りです。街に辉くクリスマスツリーや电饰の路面电车を见、そのイリュミネーションに溶け込みながら、平穏な日々に感谢しています。
现在、法务研究科在学生に个别面谈を行いつつ、2020年度入试合格者で学修指导を希望される方に来年4月からの法科大学院教育にスムーズに対応でき、特に统合型教育プログラムを活かせるための学修のベースを修得していただけるように个别指导も実施しています。なかなか忙しく、师走です。
在学生面谈では、现状での学习上の课题をどう把握しており、いかにそれを解消しようとしているのかを闻きながら、その学生にとってのより効果的な学习指针や方法を相谈し、どのような教育支援が可能であるのかを検讨しています。当该年次の最终段阶に至るこの时期に、在学生の学修意识とその実践が、法曹というプロフェッショナルに研ぎ澄まされていくベクトルに向いているのか、どこに位置づけられるのかを相互认识し、教える侧で设定する到达目标とプロセスに照らしてその到达レベルを确认するうえでも重要な取り组みです。
こうした面谈でのやり取りから、若手弁护士等による学修フォローゼミでの担当者の所感などまで贵重な情报はもちろん、様々なささいに见える情报も拾って、在学生一人一人の学修状况を分析しさらなる进展につながる助言等を行います。あくまで助言するだけでどうするかの判断は当该学生に委ねます。また先回りして道を切り开いておくことなどもいたしません。学びの本质は自らの判断と経験から考えて构筑し凝缩させていくものと思います。
学生が助言を尊重する场合はもちろん、それと异なる手法を选択するとしても、それに付き合いながら気づきの机会を待ちます。时间を无駄にしているように思われるかもしれませんが、法科大学院のように2,3年の学修で司法试験の合否という明らかな结果と向き合わなければならない状况では、むしろ速やかに気づきを得る机会に恵まれることが多いようです(その时期は学生の意识付けの强弱にもっとも影响されますが???)。気づくまでの学习も知识(情报)の集积というレベルでは十分に役立つものです。次のステップに进めるのであれば、それまでの努力が无駄になることはないでしょう。
この経験は、自らの学びの手法として、あるいはそれを获得するための準备として、一生の宝物となるでしょう。
最近、気になることがあります。司法试験が法曹の资质を见る试験であるのにもかかわらず、试験と闻くと、大学受験等と同じく唯一无二の正解があると(无意识的にでしょうが)思いこんで、それを必死に求めます(正解をわかりやすく答案にかけるように教えるのが法科大学院の教育だという强者もたまに见かけます)。それが手に入るともう成すべきことはないと紧张感を缓め、その正解を后生大事に抱き抱えている者があるのです。确かに、正しい、误りと単纯に回答できる问いもあるのですが、それは法学を学ぶ前提である知识の确认と共有のための问いにすぎません。共有された知识をもっていかに论理的に法解釈?适用を行い、そこから导かれる结论を他に説得するかが评価されるのだろうと思います。常に质の向上を図るというプロフェッショナル性が问われるといっても良いでしょう。目指すところが违えばおのずと结果も违ってきます。自らも留意すべき点ですし、学生の学修を见守るうえでも気を缓めてはならない点です。
次回は、「谨贺新年」です。
