背景
近年、貧困対策、地球環境問題、平和構築、感染症などグローバルな視点で解決すべき諸問題への対処が強く求められています。こうした課題解決に携わる人材の中でも、国際機関で働く国際公務員の任務と責任はますます重要となっています。広島大学大学院国際協力研究科(IDEC)では、平成23年度に国際公務員を目指す学生により重点を置いて支援する新たな教育プログラムとして、博士課程 前期学生を対象とする「国際公務員育成特別教育プログラム」を設置し、国際社会が抱える課題を解決する人材の育成に取り組んできましたが、スマートソサイエティ実践科学研究院でも引き続き本プログラムを実施します。
プログラムの目的
国際公務員育成特別教育プログラム(A Special Education Program for Young Professionals Preparing for Careers in International Organizations)は、将来のキャリアとして国際公務員を目指す学生を育成?支援することを目的とします。具体的には、国際機関等の国際協力?開発の現場で、専門的な知識と同時に実務的な経験を備え主導的役割を担えるリーダーの輩出を目的としています。このため本プログラムは、国際的な様々な課題の解決に不可欠な最先端の知識やスキルを習得できるカリキュラム構成をとっています。
プログラムの利点
- 様々な専门や経験を持つ学生と、共に学习することができます。
- 通常のカリキュラムで习得できる自らの専门性に基づいた知识やスキルに加え、本プログラムの必修科目の履修等により国际公务员として国际协力?开発の业务に携わるために必要な実践的な知识?ノウハウを得ることができます。
- プログラムの修了要件を満たした学生には修了証が授与されます。
修了要件とカリキュラム
以下の必修4科目(8単位)を履修する必要があります。
1) 「Young Professionals Preparing for Careers in International Organizations A」(「Seminar on Practices for International Civil Servants A」)(後期,2単位)※:
国际公务员として実务に携わる上での基本的なツールであるプロジェクトサイクルマネジメントについて学びます。具体的なケースの検讨を通じて、国际协力?开発の现场で起きている问题の解决に资する知识?スキルの习得を目指します。
※この科目には受讲者定员が设けられています。受讲者定员を超过した场合は受讲者抽选を行います。
2) 「Young Professionals Preparing for Careers in International Organizations B」(「Seminar on Practices for International Civil Servants B」)(前期,2単位):
履歴书、ファンドレイジングのためのプロポーザル、プロジェクトの报告书といった基本的な文书の作成方法について、実习を中心としたカリキュラムを通じて実践的なスキル?ノウハウを习得することを目标とします。
3) 「Internship」(2単位)※
4) 「Fieldwork」(2単位)※
各学生が参加したインターンシップおよびフィールドワークを研究科として単位认定します。 ※インターンシップ、フィールドワークは、学生が自分自身で受入先を探し、指导教员の承认を得て开始してください。
プログラム登録の要件
大学院スマートソサイエティ実践科学研究院又は国际协力学系プログラム(人间社会科学研究科 国际平和共生プログラム?国际経済开発プログラム?国际教育开発プログラム、先进理工系科学研究科 理工学融合プログラム)の博士课程前期の学生が本プログラムに応募できます。登録を希望する学生は、期日までに以下の申请书类を滨顿贰颁支援室に提出してください。
连络先
国际协力学系支援室
E-mail: koku-gaku@office.hiroshima-u.ac.jp (@は半角に変換して送信してください)