
パーソナリティと临床の心理学 ―次元モデルによる統合〔心理学の世界 教養編5〕
杉浦 義典?丹野 義彦 共著
ページ:270ページ
滨厂叠狈:978-4-563-05865-4
発行年月:2008-05
税込価格:2,205円
出版社:培风馆
出版社による内容绍介
パーソナリティと临床の心理学の現在の姿について、通常の入門書では扱われないような最先端の知見を積極的にとりいれて解説した書。本書のキーワードは、連続的なものさし上で心理学的事象をとらえる「次元モデル」である。パーソナリティではビッグ?ファイブを、臨床に関しては精神疾患と健常群のあいだの連続性、さまざまな精神疾患のあいだの共通性などをとりあげる。
目次
1章 分類は科学的研究の出発点 ―操作的診断基準とパーソナリティ特性論
2章 パーソナリティの基本次元 ―ビッグ?ファイブの八件
3章 臨床的問題とパーソナリティ ―接近しつつある研究領域
4章 うつ病の理論と臨床 ―ベックの認知療法
5章 うつ病の素因の安定性 ―変化しにくい素因から距離をおく
6章 不安の理論と臨床 ―症状に応じた認知行動療法
7章 不安?うつ病の統合モデル ―マクロなパーソナリティからみたうつ病と不安障害
8章 変わりだねの不安を理解する ―心配のメカニズム
9章 さらに幅広い病理の構造を知る ―内在化―外在化モデル
10章 心理療法の技法を分類する ―効果的な治療に共通する特徴
补足的解説
パーソナリティ心理学も临床心理学も人の个性を扱うものですが、どちらも非常に多くの概念が乱立し、より深い人间理解に寄与するどころか、かえって混乱させているのが现状です。本书では、统计的な手法による分类という手段に依存しながら、様々な减少やモデルの再统合をするという方向を提唱したものです。いうなれば、心の博物学にあたるでしょう。
具体的には、様々な种类の心の病の共通点を探ることで、より効果的な治疗が见えてくることや、心理的な治疗法も分类と再统合をはかることで、より効果的な治疗がみえてくることを示しました。