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※9月18日まで在外研究中のため、お问い合わせ先はメールのみとなります。予めご了承願います。
本研究成果のポイント
- 研究代表者らが発見した脳内因子(Neurosecretory protein GLと命名、略名NPGL)が哺乳類のモデル動物であるラットにおいて、過食や肥満に関わることを世界で初めて発見しました。
- これまでの研究では、狈笔骋尝が食欲调节に関わることまでを明らかにしていましたが、今回の研究では、食欲调节だけでなく、糖质を脂肪に変换し脂肪蓄积を促进するメカニズムに関与していることを解明しました。
- 狈笔骋尝は炭水化物摂取を促すため、今后、我々ヒトでの糖质制限の科学的理解や肥満対策の创薬への応用が期待できます。
概要
広岛大学大学院総合科学研究科の浮穴和義教授の研究グループは、米国カリフォルニア大学バークレー校、群馬大学、生理学研究所との共同研究によって、同グループが最近発見した新規脳内因子であるNeurosecretory protein GL(略名NPGL)について、ラットを用いて機能解析を行いました。その結果、以下の点を見出しました。
- 狈笔骋尝は、高カロリー食摂饵下において过食を引き起こし、最终的には肥満に至ること。また、通常食摂饵下の摂食量がそれほど増えない场合においても、白色脂肪组织での脂肪合成を高めること。
- 狈笔骋尝は、炭水化物の摂取量を増加させ、この炭水化物は脂肪合成の原料となること。
- 狈笔骋尝を产生する细胞は、インスリンに応答し、血中インスリン量が低い状态(空腹や糖尿病状态下)で狈笔骋尝の発现が上昇し、脂肪蓄积を促进すること。
※インスリンも脂肪蓄积に関わる因子として知られている。
哺乳类のラットから新しい摂食行动や脂肪蓄积を调节する脳内因子が発见されたことから、今后、ヒトの过食や肥満などのエネルギー代谢调节メカニズムの解明に繋がることが期待されます。
本研究成果は、8月11日に英国の科学誌「别尝颈蹿别」のオンライン版に掲载されました。

ラットの脳内视床下部领域に狈笔骋尝が多く合成されるように処理すると、高カロリー食摂饵下において、摂食量が増加し过体重になることが分かりました。体重増加は脂肪量が増えたことが原因であり、早期に肥満が惹起されました。
论文情报
- 掲載雑誌: eLife
- タイトル: Neurosecretory protein GL stimulates food intake, de novo lipogenesis, and onset of obesity
- 著者: Eiko Iwakoshi-Ukena*, Kenshiro Shikano*, Kunihiro Kondo, Shusuke Taniuchi, Megumi Furumitsu, Yuta Ochi, Tsutomu Sasaki, Shiki Okamoto, George E. Bentley, Lance J. Kriegsfeld, Yasuhiko Minokoshi, and Kazuyoshi Ukena(責任著者)*同一貢献度
- DOI番号: 10.7554/eLife.28527.
eLife誌は、英国ウェルカムトラスト、米国ハワードヒューズ医学研究所、独国マックスプランク協会の支援により2012 年に新しく創刊された、生命科学?医学分野を対象とした非営利のオープンアクセスジャーナルです。
広岛大学大学院総合科学研究科
教授 浮穴 和义