2017年11月27日,当研究科分子生命机能科学専攻の田岛誉久助教と学生22名が,広岛県廿日市市の中国醸造株式会社に访问させていただきました。
中国醸造株式会社は,1918年(大正7年)に创业され,清酒,焼酎,みりん,リキュール,ウイスキーなど様々なお酒を製造する,県内1位の生产量を夸る総合酒造メーカーです。
まず,管理部部长の仓田様から,公司概要に加えて,同社が世界で初めて开発した纸容器入りのお酒「はこさけ一代」や,広岛名物を再现したお酒「もみじ馒头のお酒」の诞生のエピソードなど兴味深いお话を伺いました。また,今后も竞争に胜ち抜くために,伝统のある商品を维持継続することに加えて,常に新しいことへチャレンジしていきたいとのことでした。

続いて,企画开発商品开発ディビジョン开発主任の山本様から,醸造酒,蒸留酒,混成酒の概略について説明をしていただいた后,3グループに分かれて清酒蔵,乙类焼酎製造所及び桜尾蒸留所を见学させていただきました。

清酒蔵では,製造部副部长の油田様に清酒の製造工程についてご説明いただきました。製造は机械化が进んでおり,少人数での製造が可能となった现在も,様々な工程で职人の技が必要とされるとのことでした。

乙类焼酎製造所では,製造部蒸留课课长补佐の桥本様に焼酎の製造工程をご説明いただきました。原料の红あずまを発酵させている仕込中のタンクを见ることができ,蒸留前のタンク内は黄色く,バナナのような甘い香りがしていました。

新设された桜尾蒸留所では,企画开発商品开発ディビジョン开発主任の山本様に稼働前の施设をご案内していただきました。真新しい蒸留器やタンクはとても美しく,见(魅)せる施设として照明にも工夫されていました。なお,12月からウイスキーの製造が始まりますが,市场に出るのは3年后とのことでした。

见学后,意见交换?质疑応答が実施され,学生から活発な质问があり,山本様,油田様,桥本様には热心にお答えいただきました。

お忙しい中,ご対応いただきました中国醸造株式会社の皆様に深く感谢いたします。

【参加学生のアンケートより】
?今回の公司访问で主にお酒作りについて実际に目で见ることができてとても贵重な体験ができました。教科书で学んだことには製造についてのこともあったので、次は1から目で製造行程を见てみたいです。
?バナナの香りのする清酒がとても印象的でした。今まで勉强したことを実际に见る机会がなかなかなかったのですが、今回酒蔵を生で见れて良い経験になりました。ありがとうございました。
?地元公司の现状、未来の経営计画などを教えていただき、とても有益な経験ができました。また、生产プロセスの详细についていろいろ勉强ができました。
?インターンシップ等で访问した公司なども工场内を见せてもらったが、中国醸造の方が大がかりなタンク等を持っていて、とても圧倒された。公司のコンセプトや戦略も説明して下さり、公司を今后选ぶにあたって参考にできそうだと思った。
?価格竞争がある中で竞争に加わらず别の视点に着目し焦点をあてる点、そして数多くの商品が出回るこの时代に新たな発想力(もみじまんじゅうの酒)などを短いスパンで企画开発をする点に感铭をうけました。