第1回広島大学文书馆研究集会 「個人文書の収集?整理?公開に関する諸課題」
広島大学文书馆は、12月5日に第1回研究集会「個人文書の収集?整理?公開に関する諸課題」を東広島キャンパスの文学研究科B153教室で開催いたしました。
小池聖一文书馆長の挨拶と趣旨説明に続き、4人の報告者がそれぞれ関係している史資料の現状や課題について報告しました。
石田雅春氏(広島大学文书馆助教?大学史資料室長)は、「広島大学文书馆における個人文書の所蔵?公開状況について」と題し、個人文書の利用公開にあたっての法的問題を中心に具体例を提示しつつ報告しました。
中生勝美氏(桜美林大学教授?文书馆客員研究員)からは、「アメリカミシガン大学の歴史図書館:所蔵资料と利用の現状」として、来館利用を前提としながら電子公開を積極的に進めているミシガン大学の取り組み事例について、永島広紀氏(佐賀大学准教授?文书馆客員研究員)からは、「地方国立大学史の編纂と旧制官立高等学校関係資料―旧制佐賀高等学校を中心に―」と題し、氏が大学史編纂を契機に関わりを持った旧制佐賀高等学校資料の事例をもとに、大学の個性を体現する資料の利活用とその意義について、それぞれ報告がなされました。
东山京子氏(中京大学社会科学研究所特任研究员)の报告では、「台湾统治関係史资料の现状と今后の课题」と题して同研究所が长年蓄积してきた资料の重要性と今后予想されるさまざまな危机について警鐘をならすとともに、将来にわたる资料の保存管理等についての问题提起がなされました。
报告の后、小池馆长の司会によりディスカッションが行われ、フロアも交えて活発な意见交换や问题提起が交わされ、盛况のうちに闭会しました。
当館客員研究員、調査員を中心に、他機関職員、大学アーカイブズ関係者、本学学生を含む37名が参加しました。本研究集会の記録は広島大学文书馆叢書2として刊行の予定です。

趣旨説明(小池聖一広島大学文书馆長)

ディスカッションの様子(左から小池馆长、东山氏、永岛氏、中生氏、石田氏)
开催前の记事はこちら。