※课题名の前の★は,本年度から新规に採択された研究です。
総合人间学讲座
戦后东北史の基础的研究―〈东北〉论の検讨を中心に―
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:河西 英通 教授
东北=〈后进地〉という表象?言説が戦后日本社会において再创造された戦后的物语であることを、东北各地の〈东北〉论の検讨を中心に、歴史学研究の动向もふまえながら明らかにし、日本史像総体の脱构筑をめざす。
3Dカメラを活用した医疗コミュニケーションの记述的研究とその応用
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:高永 茂 教授
研修歯科医と熟练した歯科医师が行う医疗面接场面をセンサー(3顿カメラ)で记録し、その映像を分析して比较検讨する。さらに、得られた成果を医学教育の现场に还元する。
「少女小説」の受容とコロニアリズムの関係をめぐる日露比较研究
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:沟渕 园子 准教授
本研究は、近代の日本及びロシアにおいて、「少女小説」という一ジャンルの形成をめぐる様々な欲望が、歴史的?政治的文脉とどのように関わっているのかについて、ジェンダーや翻訳文化、植民地主义の観点から比较文学的に考察するものである。
応用哲学?古典学讲座
★「平和」理论の构筑―「和解」概念に着目した応用伦理学的アプローチ
■种目:基盘研究(叠)
■研究代表者:越智 贡 教授
本研究の目的は、平和実现のための実践的で総合的な理论モデルを提示することにある。そのために平和を现実的な生活の中の「和解」の问题として捉え直し、不和と和解のプロセスおよびそれらの関係を分析しつつ、「和解」としての「平和」の実相に迫る。
★古代中国における呪术系医疗文化の基础的研究
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:有马 卓也 教授
古代中国における呪术系医疗の実态を明らかにしようとする研究。当时、巫医たちが病状からどのような病因を想定したのか、そして治癒あるいは予防のためにどのような医疗行為を実践したのか。『淮南万毕术』を手掛かりに考える。
东アジア近世儒学思想における评価基準としての「二程子」像の総合的研究
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:市来 津由彦 教授
中国北宋における程顥、程颐とその思想の事実究明の密度を高め、南宋?元?明の思想家が思想评価基準として用いる「二程子」像を客観化し、东アジア近世儒学思想の连动様态を思想の理念面から客観的に评価する指标を构筑する。
バルトリハリ言语哲学の原像と虚像―『ヴリッティ』と『ティーカー』の比较研究
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:小川 英世 教授
本研究の目的は、インド哲学诸派の体系化の最初期にあって诸思想家に多大なる影响を与えたバルトリハリの言语哲学の原像と后代の注釈书に基づく理解が示すその虚像との差异の実相を明らかにし、バルトリハリ研究の新たな地平を开拓することである。
善と美の関係再构筑に向けて―マルティン?ゼールにおけるよき生の伦理学を手掛かりに
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:后藤 弘志 教授
善にして美という古典的理想はストア?キリスト教的禁欲主義を経てカントにおいて解体する。本研究は1980年代以降の〈よき生〉の倫理学復権の流れの上に、フランクフルト学派第三世代のM. ゼールによる善と美の関係再構築の試みを位置づける。
シュタイナー教育の今日的意义―能力概念に基づく国际调査
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:衞藤 吉则 准教授
本研究は、闭塞する学校教育の「救い主」として世界的な注目を集めるシュタイナー教育について、その今日的意义を、「能力」概念に着目し、グローバルな调査(オーストラリア、フィリピン、中国、日本)を通して理论?実践の両面から论証することをめざす。
礼学形成资料としての両戴记の基础的研究
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:末永 髙康 准教授
両戴记中で礼の义を解説した诸篇については、これまでほとんど思想史的な研究が行われてこなかった。本研究では、近年の新出土文字资料の知见に基づいて、これらの诸篇の成立や思想について基础的な考察を加えていく。
ツォンカパを中心とするチベットの仏教と美文诗に関する総合的研究
■种目:研究活动スタート支援
■研究代表者:根本 裕史 准教授
本研究の目的はツォンカパの仏陀観、菩萨思想、彼の诗作品の文体、并びに14?15世纪のチベット美文诗の形成について包括的に考察し、当时のチベットにおける仏教思想と诗的世界の融合の过程を解明することである。
★性善説の诞生―先秦儒家思想史の一断面―
■种目:学术図书
■研究代表者:末永 髙康 准教授
本书は、郭店楚简?上博楚简等の新出土资料の知见に基づいて、子思、孟子间の思想史を再构成したものである。本书においては、孟子による子思思想の选択的受容の姿と、孟子性善説の诞生の过程が详细に描き出されている。
歴史文化学讲座
再考?清化(タインホア)集団
■种目:基盘研究(叠)
■研究代表者:八尾 隆生 教授
ヴェトナム黎朝时代史研究に现地史料散佚の危机が迫っている现実に鑑み、黎朝発祥の地清化(タインホア)にて现地史料调査を行い、黎朝成立に贡献した「清化集団」につき、集団概念の精緻化、集団形成过程の復元、史料保存事业への贡献を目的とした研究を行う。
产业组合におけるムラ社会の基盘と断层―东アジアにおける个と组织の视点から―
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:胜部 眞人 教授
明治~昭和前期に、农家経済の组织化を狙って设置されていった产业组合(现在の闯础の源流)。その成功要因はムラが自治能力を持っていたためとされるが、现実には逆にムラが危険をもたらす侧面もあった。中国?韩国社会と比较しながら、発展类型の键を解く。
戦后内戦期から人民共和国に至る<国家―社会>関係の転形と再构筑
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:金子 肇 教授
中国における戦后内戦期から人民共和国成立初期に至る时期(1945~55年)を対象として、国家権力の社会への浸透如何、国家による社会の制度的组织化如何という视点から、国家?社会関係の変容を都市?农村の実态に即して描き出す。
平安时代中后期の交通システム
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:西别府 元日 教授
奈良时代から平安时代初期にかけて日本の交通制度として机能していた駅伝制が、平安时代中期以降に衰退して中世社会の交通体系が成立する过程を、駅家の変质と宿の成立を中心に、国司(受领)の交通机能掌握の视点から検讨する。
中世盛期スペイン东部における「辺境」と入植运动の空间编成论的研究
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:足立 孝 准教授
本研究は、ヨーロッパの「辺境」とみなされてきたイベリア半岛のなかでもとくにその东部、下アラゴン地方における征服?入植运动の诸相と新たな空间编成の生成过程を具体的かつ実証的に検讨するものである。
近代东アジア渔业と帝国日本
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:太田 出 准教授
本研究課題は、近代東アジア漁業という視点から、海外への遠洋漁業、漁業移民を積極的に押し進めてきた帝国日本と、受容するないし対抗する側の中国大陸や 朝鮮半島との関係を、歴史学的に考察することで、東アジア漁業史?政治史?外交史に新たな一石を投じようとするものである。
古代ギリシア?ローマ世界における呪诅板の研究
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:前野 弘志 准教授
この研究の主要な目的は2点ある。1つは、呪诅版に刻まれた呪文および记号の意味と起源を明らかにすること、もう1つは、この分野における概説的な本を出版することである。この计画により、诸宗教间における诸関係の概要が描かれ、エリートと民众の间の宗教実践の差异性が示されるだろう。
★中国近世の罪と罚―犯罪?警察?监狱の社会史―
■种目:学术図书
■研究代表者:太田 出 准教授
人口爆発、商品経済化、人とモノの移动の激化に伴って急増した犯罪は清代中国を如何に変化させていったのか。犯罪、警察、监狱の実态の解明から中国近世社会のあり方を照射する。また治安维持システムの展开を世界史の中に位置づける试みをも行っている。
日本?中国文学语学讲座
広岛の女性作家?冈田(永代)美知代に関する基础的および総合的研究
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:有元 伸子 教授
広岛県上下町出身の女性作家?冈田(永代)美知代(1885-1968)について、着作リストや年谱などの基础データを整备し、着作の公开をはかるとともに、田山花袋「蒲団」のモデルとしてのフィルターを排した総合的な评価を目指す。
言语実験の场としての六朝楽府に関する研究
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:小川 恒男 教授
この研究は、中国古典诗研究を诗的言语というレベルから再构筑するという立场から六朝诗、取り分け六朝楽府を対象とし、新たな言语表现が生み出されるメカニズムを具体的な「场」に即して究明することを目的とする。
成岛家を中心とする近世中后期幕臣文化圏の研究
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:久保田 启一 教授
18世纪から19世纪前半にかけての武士の文学活动の中心に幕臣と谱代大名が位置していたとの见通しのもと、徳川吉宗时代に幕臣文化圏の中枢にあった成岛信遍以降、和鼎?胜雄?司直?良譲そして柳北に至る成岛家歴代もまた、それぞれの生きた时代の中で幕臣文化の体现者であったことに鑑み、彼らを柱に据えた立体的かつ総合的な文学史を构筑する。
训点语汇の意味论的研究―文脉付き训点语汇コーパスの作成―
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:松本 光隆 教授
训点语汇は、训点语汇集成の出版により単语の存在は确认できるが、文脉付きでないために意味论的研究には利用しづらい。本研究は、狈贰罢上に训点语汇の文脉付きコーパスを公开し意味论的研究を行う。
『金瓶梅』の服饰描写からみる中国近代小説の诞生と展开に関する研究
■种目:若手研究(叠)
■研究代表者:川岛 优子 准教授
明の终わり(十七世纪)に诞生した长编の白话小説『金瓶梅』は、详细な描写を最大の特徴とする。本研究は、『金瓶梅』における服饰描写に着目し、服饰描写が人间を描出するひとつの手段として用いられていることを明らかにすることで、中国文学における近代小説の诞生、発展の过程を明らかにしようとするものである。
1960年代のテレビ文化黎明期におけるテレビドラマ制作と〈文学〉
■种目:若手研究(叠)
■研究代表者:瀬崎 圭二 准教授
1960年代のテレビ文化黎明期において、文学者がテレビという新しいメディアをどのように捉え、そこにどのような可能性と限界を见ていたのかという点について、テレビドラマの表现を中心に考察する。
欧米文学语学?言语学讲座
TEIと文献学を融合したシェイクスピア?ジョンソン?ディケンズの作品のデジタル化
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:今林 修 教授
本研究の目的は、TEI(Text Encoding Initiative)のガイドラインに沿って、今日までの文献学で培われて学際的蓄積を加味しながら、英文学における電子テクストの学術決定版(Digital Definitive Scholarly Texts of English Literature)を作成することである。
★コンピュータによる『カンタベリー物语』诸写本と印刷本の计量的比较
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:地村 彰之 教授
ジェフリー?チョーサー『カンタベリー物語』のヘングウルト写本?エルズミア写本とキャクストン版(c1476; c1482)、ピンソン版(1492)、ウィンキン?ドゥ?ウォード版(1498)などの刊本の言語について、語彙?統語?文体の視点から総合的に研究する。
★アメリカ文学における平和への戦略―第二次世界大戦がもたらした文学的影响
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:新田 玲子 教授
第二次大戦后の作家のなかには、戦争の愚かさを强调するだけでなく、戦争について书くこと自体に戦争の危険が内在していることを意识した者が少なくない。本课题はそうした作家たちの平和への戦略を分析する。
アンドリュー?マーヴェル研究―人间関係と表现技术―
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:吉中 孝志 教授
英国詩人 Andrew Marvell (1621-78) の交友関係と敵対関係を相関図として纏め、彼の人脈がどのようにテクストに影響を与え、またテクストがどのように人間関係を形成する働きをしていたかを明らかにする。
地表圏システム学讲座
现代インドの経済空间构造とその形成メカニズム
■种目:基盘研究(础)
■研究代表者:友泽 和夫 教授
本研究は、近年急速な経済発展をみせるインドを対象に、主要产业の空间构造を解明することを第1の目的とする。次いで、大都市の郊外を対象に、ローカルスケールでの社会构造やポリティックスの変化を把握する(第2の目的)。第3には、资源开発やインフラ整备といった国土空间の开発や利用を解明する。以上を通じて、现代インドの経済空间构造とその形成ダイナミズムを提示することを本研究の最终目的としている。
原产地遗跡と利用遗跡からみた隠岐产黒曜石の採取?採掘活动、物流の通史的研究
■种目:基盘研究(叠)
■研究代表者:竹広 文明 教授
本研究は、隠岐产黒曜石をめぐって、隠岐の辿った环境変化を背景とする要因も视野におき、原产地での採取?採掘活动、本土侧への物流の出现、形成过程とその后の展开について、復元することを主目的とする。
弥生时代锻造鉄器の生产と流通に関する考古学的研究
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:野岛 永 教授
弥生时代の锻冶遗构の情报収集をする。製作実験を行い、锻冶技术レベルを类型化する。その上で、鉄器生产を中心として玉生产?水银朱生产など、他手工业生产との复合?集约化の様相を具体的に示し、手工业の集约化が首长権力の経済基盘の形成に関わっていく様相を概観していく。
★スマトラ?マレー半岛におけるシュリーヴィジャヤの美术史学的调査研究
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:伊藤 奈保子 准教授
7~12世纪顷、マラッカ海峡を中心に东西贸易で栄えたとされるシュリーヴィジャヤは、その势力范囲や都、また宗教形态等について未だ明确にされていない。本研究はスマトラ地域マラユに焦点を当て、美术史の视点からその一解明を试みる。
数値标高モデルから作成されるステレオ画像の変动地形研究への适用
■种目:基盘研究(颁)
■研究代表者:后藤 秀昭 准教授
本研究は、详细な数値标高モデル(顿贰惭)から作成される実体视可能なステレオ画像を変动地形研究で本格的に利用するとともに、それを用いた研究の展开を図ることを目的とする。