広岛大学大学院医歯薬保健学研究院
基础生命科学部门口腔顎颜面病理病态学研究室
助教 安藤 俊範
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本研究成果のポイント
- 骨肉肿は小児や若年者の手足の骨(长管骨)に多く発生し、再発や肺転移で予后不良となる症例も少なくなく、より効果的な治疗法の开発が望まれている。
- 本研究では、础尘别濒辞产濒补蝉迟颈苍(础惭叠狈)が厂谤肠-厂迟补迟3経路を介して骨肉肿の増殖进展を抑制し、ドキソルビシンに対する感受性を亢进させることを见出すとともに、骨肉肿における础惭叠狈の発现と肺転移の间に负の相関、生存率との间に正の相関倾向が认められることを明らかにした。
- 本研究を通して、础惭叠狈を指标とした骨肉肿患者の予后判定が可能となるとともに従来の化学疗法との併用による新たな治疗法开発の可能性が示唆される。
概要
広岛大学大学院医歯薬保健学研究院 口腔顎顔面病理病態学研究室(髙田 隆教授)の安藤俊範助教を中心とした研究チームが、AMBNが骨肉腫細胞のSrc-Stat3経路を不活性化し、アポトーシスを誘導、コロニー形成能?遊走能を抑制、ドキソルビシンに対する感受性を亢進することで、in vivoでの腫瘍原発巣の増大?転移を抑制することを見出しました。また、骨肉腫患者におけるAMBNの免疫組織化学染色での発現と臨床データを解析することで、AMBNの発現と肺転移?生存率との相関を明らかにしました。これらの結果から、AMBNを指標とした骨肉腫患者の診断や治療法開発の可能性を示しました。
论文情报
本研究成果は、ロンドン時間の2017年1月5日午前10時(日本時間:2017年1月5日午後7時)「Scientific Reports」オンライン版に掲載されました。
- 掲載雑誌:Scientific Reports
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- 論文題目:Ameloblastin induces tumor suppressive phenotype and enhances chemosensitivity to doxorubicin via Src-Stat3 inactivation in osteosarcoma
- 著者:Toshinori Ando, Yasusei Kudo, Shinji Iizuka, Takaaki Tsunematsu, Hanako Umehara, Madhu Shrestha, Toshihiro Matsuo, Tadahiko Kubo, Shouji Shimose, Koji Arihiro, Ikuko Ogawa, Mitsuo Ochi, Takashi Takata*
*Corresponding author(責任著者) - doi: 10.1038/srep40187
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