広岛大学人文社会科学系支援室(文学)
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朝日新聞の連載「れきしあるき」で「昌平坂学問所」を取り上げるにあたり、大学院人间社会科学研究科人文学プログラム日本史学分野の奈良勝司教授が、朝日新聞の取材を受けました。
取材において奈良教授は、昌平黌(昌平坂学问所)の教授阵の一人である古贺侗庵の学问の本质について、朱子学の大きな特徴の一つである合理主义に强いこだわりをもった侗庵は、最新の西洋知识を含む膨大な知识を踏まえて、「国家対等」の考え方にたどり着いたと话しています。そして、侗庵の「対等であるがゆえ、军事力はもちろん、国と国との条约も必要である」という考え方を引き継いだ弟子らがのちに実力派の幕臣として外交実务に携わったことで、外交决裂や徳川政権と西洋诸国との武力衝突が起きなかったのではないかと、幕末の开国时の背景について话しています。