「広大东京リアル部」のページには、「広島大学公式ウェブサイト管理?運用指針」に基づき、东京オフィスが以下の基準を満たしていると判断した記事を掲載しております。
<投稿记事のルール(掲载できないもの)>
?个人や大学の诽谤中伤记事
?人権侵害や名誉弃损にかかわるもの
?贬补迟别スピーチ
?品位の劣るもの
?その他常识的に不适切と思われるもの
(2018.1制定)
斋藤早苗さんの「男性育休の困难」という本を読んだ。
たまたま図书馆で目に止まって、トピックとして兴味があったのはもちろん、私が大学の顷専攻していて、私自身が心から兴味のある社会心理学の分野のトピックだったからだ。
本の最后の类似本绍介ページでは、大学の顷の研究室の教授が书いた本も绍介されていたので、「先生!」と感动した。
大学では、将来の仕事に若干でも役立つ可能性のある経済学や法学よりも、本当に兴味のあることを学んでいたなぁと思い出した。
先行研究を分析したり、普遍化したり、影响要因を排除したり、何となく疑问に思うことや一贯性を持って説明がつかないことについて、仮説を立て、论理立て、分析して结论を出すこと、大学でしかどっぷりはできないことだなぁと振り返って楽しかった。やっぱり心理学が好きだし兴味があるなと思った。
男性が育休を取得するかどうかについて私には関係无いと思っている人がほとんどだと思うが、结论から言うと、男性育休の困难を无くすのは、当事者である男性自身やその妻ではなく、私たち、その他社员なのだ。
私たちが作り出す职场こそが、たとえ男性育休を取得する人(したい人)が少数だとしても、男性育休取得者を逸脱者ではなく、职场の総意であり、多数派とする力となる。
その话についてこれから述べる。
?今の制度は育休取得の交渉権を得ただけ
?昔は育休取得をした人はあからさまに职场で批判されていたから、同僚や后辈から逆に賛同を得て支えられた
?今はハラスメントがあるので、潜在的批判になり、批判されていることが周知されなくなり、周りの賛同を得られにくくなっている
?仕事に优先的に时间を当てるのが当然で、家事育児は仕事を理由に回避できるものと序列付けしていた
?夕方から夜の时间を育児や家族の时间に充てるかどうか
?时短勤务は、仕事も中途半端、家庭も中途半端になる
时短を取るからには早く家に帰るので、自分が家のこともやるという表明になる
仕事は仕事でちょっとしか时间を使えないと言う表明になる、実际は1时间短いだけなのに
たった1时间なのに评価が低くなる
たった1时间延ばすだけでフルタイムになって、同じ土俵に乗れる
フルタイムに変更し、职场には正当な评価を、夫には平等な分担を要求する场合もある
?仕事优先の时间意识を持つ职场の场合、妻は公务员で再就职しづらい等の理由で、夫である自分が仕事を辞めるという决断をする人もいる
?私生活の时间はコントロールできるが、仕事量は自分でコントロールできない
私生活の时间が増えると趣味などをするが、やりたいことの规定力は弱い
?职场で前提にされる仕事优先の时间意识は、どちらか一つを选択しなければならないと思わせる仕掛けを内在していて、正社员はこの仕掛けに乗らざるを得ない
?性的役割分业意识(多くの人が共有する规范资源)/仕事优先の时间意识(无自覚のまま规范としての力を持つ潜在的意识)の掛け合わせで考えが决まる
1.仕事优先の时间意识の下、长时间労働を継続する
2.育児によって仕事も育児もの时间意识を获得した后、子供の成长とともに再び长时间労働を需要するという一时逸脱
特别な选択は个人の选択だとみなされ、职场の意识そのものを変えない
3.仕事を辞める(仕事も育児もの时间意识でいられないから)
一般的に妻は自分が稼ぎ手であっても、夫に稼ぎ手であり続けることを望んでいる
1.仕事优先の时间意识の下、长时间労働を継続する
2.マミートラック(时短勤务)で働き続ける
たった1时间短いだけなのに仕事での正当な评価は得られなくなる、业务の质评価の土俵にも乗らなくなる
3.仕事を辞める(仕事优先の时间意识を内面化しているため)
职场と多くの交渉をしなければならないことに葛藤を感じ退出する
→仕事をしたいから退职するというアンビバレントが生じる
性别役割分业意识よりも深层にある仕事优先の时间意识が、
1.常に仕事优先の働き方を要请するとともに
2.どちらか一つを选択しなければならないと思わせる仕掛けによって、仕事か育児かという二者択一の选択を迫るから。その仕掛けがあるために、
3.性别役割分业の実态に沿って男性は仕事、女性は家事育児を选択するように迫られる
?育休を取る男性、女性当事者の问题ではなく、长时间労働を需要し続ける正社员の作用によって生み出される考え方。
1.男性も育休を取得することが一番経済的価値を生み出すよう给与体系を改善する
2.仕事优先の时间意识を変え、プライベートでの时间の规定力を上げるため、社员に长期休暇を与える
(不在の间に他の人にサポートしてもらう形でないと一斉休暇はあまり意味がない)
仕事があっても休む、仕事よりも私生活を优先する。
仕事がなくなるタイミングを待つのではなく、私生活のタイミングで仕事を调整する。
交渉可能领域の拡大に留まらないように、多数のコンフリクトを発生させ、彼らを少数の逸脱者としないこと。
育児をする労働者に変革を负わせるのではなく、全ての労働者に适用される休暇法によって当事者を増やし、私生活の时间の规定力を増す试みを多発させることで労働の质的転换を目指すことが望ましい。
仕事と育児の両立は、当事者に帰责されるものではなく当事者ではない正社员が维持し、再生产する困难である。
よって私たちみんなにとっての困难なのである。
この本を読んでから、私の考え方や态度、立ち振る舞いが全てこの职场の仕事の时间意识を决めるんだなと自覚するようになった。
もちろん私1人が変わっても全体は変わらないのだが、逆に言えば私が変わらなければ全体も変わらない。
着者の斋藤早苗さん自身も、会社员として育休2回を経験してから大学院に进学し、论文を书いた。その学ぶ意欲、知的探究心、ガッツ、全て尊敬する。
(寺坂絵里 メーカー勤务 2017年総合科学部卒)
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