「広大东京リアル部」のページには、「広島大学公式ウェブサイト管理?運用指針」に基づき、东京オフィスが以下の基準を満たしていると判断した記事を掲載しております。
<投稿记事のルール(掲载できないもの)>
?个人や大学の诽谤中伤记事
?人権侵害や名誉弃损にかかわるもの
?贬补迟别スピーチ
?品位の劣るもの
?その他常识的に不适切と思われるもの
(2018.1制定)
なにも今に始まったわけじゃありません。えらそーに人生语ってドヤ颜しているおっさんおばさんたちが学生だったころも変わりなく、就活学生には寄らば大树の阴、安定志向が色浓く漂っております。そして、その安定志向ってどうなのと疑问の声がいつも闻こえてきます。
じつのところ、安定志向って悪いことなのでしょうか。
「あんまり褒められたことじゃないから考え直してみたら」と主张する人がよく持ち出してくるのが、公司の时価総额ランキング(要するに株価と株式数のかけ算で算出される公司につけられた値段)の変迁です(|STARTUPS JOURNAL (startup-db.com)。
1989年、日本の景気が顶点に达し、后にバブルと呼ばれる时代のトップ50と直近のそれと比较をすると、金融机関、メーカー、电力会社など32社もランクインしていた日本公司が、いまはゼロ。「ほらねっ、安定なんか幻想なんだよ」って论理です。今时点をみて判断するのは、正しく间违っているでしょと、言わんばかりです。でも、问题はそこです。ワタシにしたら、安定志向って何が悪いのか、いまだに理解ができずにいるのです。
ここで、时価総额で优劣を判断することについて考えてみます。
株価には、いろんな要素がまじりあってきます。株式市场の资金の流れはそれぞれの国によって违いが出てきます。日本が光り辉いて见えれば、世界中から资金が流れ込んできて株価を押し上げます(まさしく1989年はそうでした)。また、株価は将来予测に基づく期待値で左右されます。
土地の価格が高腾し、日本型経営が高く评価されていた1989年前后は日本株への期待値がピークとなっていったのですが、ここ数年は滨罢や半导体产业への期待値が高く、日本型経営は古臭いものとされています。実态とはあまり関係ない要素で株価は大きく动くのです。
その意味で、「失われた30年」と言われる経済の低迷が続いた日本において、株価に现れる公司の评価が相対的に低くなるのは当然です。
しかしそれは、安定的かどうかとは関係のないことです。
1989年のランキングを见てください。登场する日本公司32社のうち、経営破绽した公司は日本长期信用银行1社のみです(しかもその后、事业は别の银行に引き継がれています)。また、日本公司と同じく、上位にランクされた外国の公司も多くがランキングから外れています。代わりに上位を独占しているのが滨罢や半导体関连公司です。
つまりこのランキングに现れているのは、国ごとの経済や产业の评価の経年変化なのです。上位の公司は安定的な公司よりも高い成长を遂げただけで、古いランキングの公司は相変わらず安定的です。
ただし、ここで强调しておかねばならないことは、公司が存続しているからあなたの安定志向を満たすことができるのかというのは、违うということです。かつての时価総额トップ公司がいまも生き残っているのは、各社とも必死で変化に対応したからに他なりません。
ランキング上位にある金融机関は、それぞれ合従连衡を繰り返し、いまは4グループに再编されています。総合商社は安く仕入れて高く売る、口銭商売から事业の育成、投资へとビジネスのスタンスを大きく変えて、一时期ささやかれた「商社冬の时代」(つまり产业としての行き詰まり)を乗り切りました。贸易摩擦の元凶とされた自动车メーカーは、输出から海外生产へと大きく舵を切りました。冷蔵库や洗濯机などの白物家电が中心だった家电メーカーの主力製品はデジタル関连になっています。カメラや写真フィルムのメーカーは、画像処理や化学の技术を生かしてこぞって医疗分野や製造装置分野へと进出しています。逆に、世界最大の写真フィルムメーカーだったコダックは、デジタルの対応に后れを取ったため倒产してしまいました。
つまり、働く个人のレベルでみると、仕事はちっとも安定してはいないのです。安定志向の幻想を指摘するなら、そこです。
その公司であなたが评価されるか、仕事で自己実现ができるか、ひいてはその会社に勤め続けることができるのかという点については、まったく安定的ではなくなっているのです。安定を自分の仕事に求めるのか、公司に求めるのか、それがこの30年で大きく変わった「安定志向」の中身と言えるのではないでしょうか。
安定的に见える大手公司に入るメリットは、公司の存続期待や恵まれた待遇以外にもあります。特に20歳代の初期キャリアの形成时期においては、充実した教育システムが用意され、さまざまな业务の経験ができ、优秀な人物との出会いが期待できます。少なくとも雇用不安に悩まされることはありません。同じ公司に勤め続ける时代ではなくなっているのは确かですが、社会人としてのスタートを切る场所としても恵まれているといえます。
时価総额ランキングに戻りましょう。直近の上位にランキングされている公司のこと、10年前に予想できた人がいるでしょうか。そもそもそれらの公司が当时、存在しなかったかもしれません。将来予测は难しくなっています。これから先も同じです。10年后20年后にどんな公司が评価されているのか、予想は不可能ですが、恐らくはいま时点での上位公司は入れ替わっているだろうと考えるのが自然です。30年前のランキングと同じく、いまのランキングで将来を予测するのは「正しく间违う」ことに他なりません。
同じように、あなたが安定を求めて入った公司が、近い将来にどんな事业をてがけているのか、あなたがどんな仕事をすることになるのかも、まったく分かりません。
予测不能なこれからの时代、安定を得るためにできることは変化に対応する、その力をつけておくことだと、ある人事コンサルタントが言っていました。わたしもその通りだと思います。
しかし変化はどのように起きるか分からない、それがじつにやっかいなところで、事前に準备できることとは、知的な基础体力をつけておくことしかありません。好奇心を失わないこと。勉强を怠らず、特に苦手な分野を放置しておかないこと。そして、社会の动きに常に目を配ること。要するに新闻くらいは毎日読んでおけよ、週に1度は书店や図书馆をのぞいてみろよってことです。
日顷から準备して瞬発力を养っておけば、変化はチャンスにすらなるはずです。
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