皆さんこんにちは。半导体集积科学博士课程前期2年の銭谷宙です。今回初めて半导体専攻のコラムを担当させていただきました。今回のコラムでは、私の祖母の话をさせていただこうと思います。私は4人家族の次男ですが、実际にこの家族4人で暮らしたのは私が5歳になるくらい迄で、それ以降は父方の祖母に引き取られ、広岛大学に进学するまでずっと祖母と二人暮らしでした。一般に「おばあちゃん」と言えば、优しくて甘やかしてくれる存在と言うのが普通かもしれませんが、私の祖母は何事にも厳しく、义理や礼仪を重んじる人でした。私はその祖母の古臭い考え方が嫌で、大学は実家の大阪以外の所に行って一人暮らしをしようと思っていました。しかしながら、実际に広岛に来て一人暮らしをしていると家族の暖かさや有难さを思い知り、嫌悪していたはずの祖母がどれほど私のために色々やっていてくれていたのかを痛感させられました。
そんな祖母が、つい先日消化器疾患で紧急手术を受けると言う事実を亲戚から闻かされ、私は急遽大阪に帰りました。病院の滨颁鲍に入ると、そこにはいろんなチューブをつけられ、ベッドに缚り付けられ、意识が朦朧としている祖母の姿がありました。执刀医の先生の话だと、大肠が壊死しており、大肠全摘出と人工肛门の构筑手术はできたが、小肠まで壊死が进行すれば祖母はもう助からないと言われました。その时、自分の无力さと祖母を大阪に一人で置いてきてしまったという后ろめたさで体が震えたのを覚えています。しかし幸运なことに、その后祖母は剧的な回復をみせ、今はリハビリにも取り组めるくらいに回復しています。けれども、もし私が祖母にもっと気を配っていれば、早く病院に行かせてあげていればこんな状况にはならなかったのでは、という后悔はやはり尽きません。
この一连の事で、思い知らされたことがあります。それは家族に感谢の気持ちを伝えることを忘れるなと言うことです。ありきたりな内容ですが、これは意外と皆さんがやっていないことだと思います。そういう人は、家族が急に危篤で会话もできないような状况になった时、今回の私のように后悔の念に駆られるかもしれません。母の日や父の日、诞生日、それ以外でも何でもいいです。ほんの少しでいいので家族への感谢の気持ちを伝えてあげてください。これは自分にとっても家族にとっても、きっと良いことだと思います。&苍产蝉辫;
(2015/04/22)