麻豆AV

病院技工室、および技工所

長崎大学病院 医療技術部 中央技工室

私は現在、長崎大学病院(以下、長大病院)で歯科技工士として勤務しています。 長大病院の中央技工室は診療室と隣接している点が魅力の一つだと思っています。以前、自分が製作したデンチャーをセットする際、患者さんから「作ってくれてありがとう」と感謝の言葉をいただき、この仕事の素晴らしさを身をもって実感しました。
自分の决断に不安を抱えたまま口腔工学専攻に进みましたが、自分の好きなものづくりが谁かのためになっていると実感できるこの进路を选んだことは、良い选択であったと今は确信しています。
最近の歯科技工はデジタル技术が普及してきていますが、ものづくりが好きな私はアナログ技工もできる长大病院がとても魅力的に感じています。アナログ技工はデジタル技工では补いきれないその精度を追求できますし、アナログ技工にこそ歯科技工士の面白さがあり、価値があると思っています。そんな长大病院にも、2025年から颁础顿が导入される予定で、アナログ技工だけでなくデジタル技工にも携わることができます。これから新しいことに挑戦できると期待に胸を膨らませています。
受験勉强には迷いや不安がつきものです。しかし、どんな选択をしても自分で选んだその场所で自分のできることを见つけて努力すれば、それが正しい道になっていくと思います。皆さんのこれからの活跃を心から楽しみにしています。

歯学部 口腔健康科学科 口腔工学専攻
2023年度 卒業
上田 麗さん

広岛大学病院

歯学部 口腔健康科学科 口腔工学専攻 2020年度 卒業
大学院医系科学研究科 総合健康科学専攻
保健科学プログラム 博士課程前期 2022年度 修了
肥後 桃代さん

私は元々ものづくりに兴味があり、口腔工学専攻に入学しました。讲义や临床実习を行う中で、医科歯科ともに连携できる大学病院で歯科技工士として働きたいという思いが强くなりました。进路を决める际に、広岛大学の大学院では、自身の研究を进めながら、その研究を活かして大学病院の临床の场に立つ机会を持てるということを知り、卒业后はそのまま大学院に进学することを决意しました。
大学院生活では、技工室の先生方の指导のもと、実际の患者さんの歯科技工物や3顿プリンターを活用した手术支援模型の製作をさせていただきました。これまで讲义などで教わったことが技工の理论としてつながっていき、とても学びの多いものでした。
さらに、研究等の他に、学部生の実习の补助を行う机会があり、教えることの难しさを感じる一方で、自分自身の予习復习にもつながったと思います。
现在は、良縁あって大学病院に就职し、引き続き広岛大学霞キャンパスで勤务しています。未熟者で勉强しなければならないことばかりですが、大学院时代の学びや経験が仕事に直结していると感じます。皆さんも口腔工学専攻に进学された际は、技工や研究など自分の进みたい道を深める选択肢の一つとして大学院进学もありますので、ぜひ前向きに検讨してみてください。受験は不安なことも多いかと思いますが、皆さんの努力が実を结ぶことを愿っています。

株式会社ハーテックデンタルサービス

私は学生时代、この口腔工学専攻で歯科全般についてはもちろん、最新机器に触れる机会がたくさんありました。今考えると医疗系の学科でありながら、3顿プリンターなど现在様々な业种で活用されている机械について学ぶことができるのは珍しく、卒业后の就职先の幅が広がりました。
现在勤务している会社は、最新のコンピューターツールをいち早く取り入れており、これまでのアナログの作业に加えて、デジタルで行う作业が浸透している会社でした。それを见た时に、この会社なら进化していく现代の歯科业界にもついていけるのではないかと思い、入社を决意しました。
私の主な仕事内容は、クラウンやブリッジ(被せ物)の模型をスキャナーで読み込み、パソコン上で设计をし、机械にデータを送り、削り出すというものです。初めは惯れない作业に手间取りましたが、入社2年目が始まる顷には先辈のチェックなしに作业ができるようになりました。
技工所での仕事についてのお话がメインになりましたが、この学科は医疗系には珍しく、入学した后の就职先の选択肢が多い学科です。学生时代に学べる様々な科目の中から、自分の兴味のあること、得意なことに出会えるはずです。大学入学まで不安な时间になるとは思いますが、顽张ってください。

歯学部 口腔健康科学科 口腔工学専攻
2021年度 卒業
松井 ゆかりさん

長崎大学病院 中央技工室

歯学部 口腔健康科学科 口腔工学専攻
2018年度 卒業
竹中 広登さん

「人を助ける仕事がしたい!」私はもともと医者を目指していました。しかし、受験で訳あって、口腔工学へ进学(もとより、细かい作业が好きでそれも活かせたらなと。)。
大学病院が併设されたキャンパスで学ぶので、ほかの医疗系の学生とも仲良くなることができ、多くの刺激をもらえました。楽しい思い出ばかりです。
「やっぱり医疗従事者として生きたい。」そう思うようになった时、大学病院の歯科技工士の仕事を临床実习や学术大会を通して知りました。そこには大病院の一部屋で、歯科医师や患者さんと密接に関わりながら医疗人として、ものづくりをする姿が。とても感动しました。
その后、口腔工学の先生方の支えもあり、良縁あって长崎大学病院に就职しました。
大学病院の歯科技工士としてチーム医疗に関わりながら、患者さんの歯を作る仕事をしています。また、大学时代に学んだ工学系の知识を活かし、3顿プリンターで手术用の臓器モデルを作る仕事にも挑戦。今では医师とも関わりながら、患者さんのために仕事ができ、日々充実感を得られております。
本専攻は歯科技工の知识に加え、幅広い医疗の知识、工学系の専门知识など多岐にわたる専门分野の中から选択し、追求できます。自分の思いさえあれば、何だって挑戦できるのがこの専攻の魅力です。皆さんの入学を待っております。

北海道大学病院 生体技工部

现在の就职先を选んだ理由は、在学中に学んだ歯科技工に加え、顎骨模型(手术支援模型)やエピテーゼ(人工ボディ)の経験も深められる総合病院であったためです。
近年のデジタル化に伴い、现在私はコンピューターシステムで歯を製作するだけではなく、手术支援器具の开発や製作を行っています。口腔工学で学んだことは、歯科だけにとらわれない新たな业务拡大へと繋がっています。さらに、学会発表や雑誌への投稿などで新たな研究を発信しています。
口腔工学で4年间学ばなくとも、専门学校に通い国家试験に合格さえすれば、歯科技工士として働くことはできます。しかし、口腔工学では歯科技工の手を动かす技术だけでなく、システム工学や3顿プリンターなどといった最先端の技术を学ぶことができます。また、大学病院での临床実习を通して、多职种连携や患者さんとのコミュニケーション方法を间近で学べるのも魅力の一つです。これらのことは、现在の仕事に大きく活かされており、今后の歯科技工士にとって强みとなる技术だと考えています。口腔工学は、これからの时代を生き抜く歯科医疗人になれる専攻だと信じています。

歯学部 口腔健康科学科 口腔工学専攻
2018年度 卒業
若林 侑輝さん

仓敷医疗生活协同组合

歯学部 口腔健康科学科 口腔工学専攻
2013年度 卒業
新谷 豪さん

在学中に歯科技工実习を通して、歯科技工をする事が自分に向いているかもしれないと気づき、今の道に进みました。また临床実习において、补缀科の先生方と直接コミュニーケーション取り、补缀物の製作を行ったことは、院内技工で働く今の自分にとって良い経験であったと感じています。
职场では颁谤-叠谤(クラウン?ブリッジ:被せ物)を専门にしており、保険の补缀物、オールセラミック、インプラント関係まで幅広く行なっています。また、颁础顿/颁础惭、3顿プリンターを保険分野の技工にも积极的に取り入れ、これまでの生产量を落とすことなく労働时间を减らせるように取り组んでいます。
在学されている皆さんは、歯科技工士の离职率の高さや、労働环境の悪さなどが、耳に入ることも多いとは思いますが、现场で働く方々は今の时代に合わせるために、何を変えなくてはならないかを真剣に考えています。私が就职してからの8年间の间にも、労働环境は大きく変わってきています。様々な分野に羽ばたける学科ですので、どの道も前向きに検讨していただければと思います。

徳岛大学病院

僕は現在歯科技工士として徳岛大学病院に勤務しています。病院にはたくさんの職種の方がおり、近年は「チーム医療」の名の下、様々な職種が連携して最高の医療を患者さんに提供する環境が構築されています。
歯科技工士は一般的に入れ歯や被せ物といった口腔内に装着する装置を製作するのが本业ですが、昨今医疗ニーズが高まる中、歯科技工士の持つ知识と技术は、歯科分野はもちろんですが、医科分野にも求められてきています。时には教科书に载っていない装置も他职种のプロフェッショナルと试行错误しながら作り上げたり、デジタル技术を用いた手术のシミュレーションなど、様々な形での医疗支援を行なっています。これには僕が広岛大学で学んだ歯科医学や、歯科技工士の可能性を见出す様々な讲义、経験が昨今のグローバル化に活きているのだと感じています。医疗従事者の1人としての歯科技工士の可能性は、これからさらに大きくなることが予想されます。受験生の皆様におかれましては、是非広岛大学を通じて、今までにない歯科技工士像を一绪に作り上げていけたらと思います。

歯学部 口腔保健学科 口腔工学専攻
2009年度 卒業
鴨居 浩平さん

広岛大学病院 中央技工室

歯学部 口腔保健学科 口腔工学専攻
2009年度 卒業
岩畔 将吾さん

現在の職場である広岛大学病院は3?4年次の臨床実習先でした。この臨床実習をきっかけに “顔の見える歯科技工士”になる決意をし、病院所属の歯科技工士を目指す気持ちが固まりました。また、学部?大学院在学中に行った研究活動の経験も活かしたいと考え、大学病院への就職を志望しました。
现在中央技工室では、アナログ技术とデジタル技术両方の良いところを活用し、精巧でかつ心のこもった技工物を患者さんに届けられるよう临床业务を进めています。また、3顿プリンターを活用して実物大臓器立体モデルを製作し、歯科だけでなく医科への手术支援も行っています。
私が入学してから现在までの约15年を振り返ると、滨罢技术の进歩とともに歯科は目まぐるしく変化しました。これからの15年はもっともっと変化するでしょう。これからの歯科技工を担うのはデジタル世代の皆さんです。皆さんが活跃してくれる日を楽しみにしています。


up