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出会いを大切に:困难も一つの出会い

岡本 百合 准教授

基本情报

  • 所属又は配属:保健管理センター
  • 职名:准教授
  • 専门分野:临床精神医学、心身医学、摂食障害の病态と治疗

研究者になるまでの轨跡

 私が医学を志したのは、ある事故がきっかけでした。高校1年生の秋、テニスの试合前に肝破裂、生死もあやぶまれた大手术の末、一命を取り留めました。今の自分があるのは、多くの方々の尽力があってこそ、と思い、何か人や社会のためになるようなことをしなければ、という気持ちを抱きました。そこで选択したのが医学の道でした。
 卒业后の进路选択では、医学の中でも未知のことが多い精神医学を选択しました。何十年も前の精神医学は、ハードなイメージや偏见が根强く、特に女性が选択するのはめずらしい分野でした。さほど强い意志があって选択したわけではありません。何かのなりゆきで选択したようなものでした。しかし、今では女性である故にできることも多い分野であり、やりがいを感じています。
 また、3年目に大学病院での临床では、精神医学教室では女性一人だったので、若い拒食症の女性を一人で担当することが多く、非常に苦労しました。でもその経験が、やがて摂食障害の研究につながり、学位もその研究でとることになりました。
 结婚出产を経たとき、そんなに努力家でもない私は、仕事との両立は无理だと考え、一时退职を考えましたが、医局の先生方が协力して顶けることとなり、そのまま仕事を続けました。それが临床経験を积み重ねることにつながり、2000年から広岛大学保健管理センターで仕事をさせていただくことになりました。もちろん、育児等での家族の协力や支援があってこそであり、感谢しております。

学生に対するメッセージ

 私自身は、「こうでなくてはならない」という强い意志を持つタイプではありません。强い意志をもって目标をかかげ、努力していく方もすばらしいと思いますが、一方で流れに逆らわず、节目节目で前向きな选択をしていくことがいい结果につながることもあります。困难な时も、それがいいチャンスになっていた経験から、ぜひ、困难をおそれずチャレンジしていただければと思います。

(2016年6月掲载)
*所属?职名等は掲载时点のものです。


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