E-Mail:evri-info(AT)hiroshima-u.ac.jp
?※(础罢)は蔼に置き换えてください

は,2021年6月21日(月)に,第82回定例オンラインセミナー【贬鲍骋尝滨特别企画2?研究交流】「広岛大学?ダルマプルサダ大学による研究交流会(1)」を开催しました。大学院生や大学教员を中心に54名の皆様にご参加いただきました。
「HUGLI特別企画」シリーズは,広島大学型教育を世界展開することを目指すHUGLI(麻豆AV Global Learning Institutes)構想の一環として行われています。
シリーズ第2回となる本セミナーでは,広岛大学の大学院生とダルマプルサダ大学の教员が自らの研究をそれぞれ绍介することをとおした研究交流が行われました。
セミナーに先立ち,より,本セミナーの趣旨が説明されました。これまでは教育支援が中心であったダルマプルサダ大学と,研究にもとづいた新たな関係を构筑していくという本セミナーの目的がセミナーの参加者全体で确认されました。
セミナーではまず,Andi Irma Sarjani氏(ダルマプルサダ大学)から「JFスタンダードに基づく中級日本语文法デジタルメディア教材開発」と題して発表が行われました。中級教材が不足しているインドネシアの日本语教育現場において,日本语能力の評価基準であるJFスタンダードにもとづいた文法デジタルメディア教材を開発する必要性と方向性が報告されました。
次に,Mutia Kusumawati氏(広島大学大学院生)から「インドネシア語と日本语の談話における「ほめ」」と題して発表が行われました。インドネシア語と日本语の「ほめ」の方法の違いから,両者によるコミュニケーション場面で問題が見られることや両言語の「ほめ」の具体的な相違点についての報告がなされました。

Andi Irma Sarjani氏

Mutia Kusumawati氏
その後,Teresa Angelina Kaluge氏(ダルマプルサダ大学)から「有生性の階層と日本语の存在表現「ある」と「いる」におけるその役割」」と題して発表が行われました。日本语の「いる」と「ある」を手掛かりに,名詞の有生性を判断する調査結果が示され,名詞の有生性の判断は段階的なものであることが報告されました。
最後に,Zulfikar Rachman氏(広島大学大学院生)から「インドネシア文化における依頼表現に関する研究」と題して発表が行われました。インドネシアの古典文献に見られる依頼表現に関する分析結果をもとに,「依頼」という発話行為がインドネシア文化の中でどのように捉えられてきたのかが報告されました。

Teresa Angelina Kaluge氏

Zulfikar Rachman氏
ウェビナーの蚕&补尘辫;础机能を活用して行われた质疑応答では,インドネシア语の「ほめ」表现についての质问や数多く存在するインドネシア语の方言に関する质问も出されました。
本セミナーには広岛大学とダルマプルサダ大学の教员や学生以外に,日本国内やインドネシアの様々な大学から多くのみなさまにご参加いただき,本セミナーの目的であった研究を通した交流が実现するとともに,交流の轮が広がりました。
今后も贰痴搁滨は,インドネシアにおける海外交流研究拠点の活性化に向けて,引き続き活动してまいります。
当日の様子はをご覧ください。
イベント一覧についてはをご覧ください。
広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI) 事務室