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【开催报告】【2021.12.15】広岛大学インキュベーション研究拠点「教育ヴィジョン研究センター(贰痴搁滨)」は,东広岛市広域交流型オンライン社会科地域学习(駅とまちのうつりかわり)を実施しました

は,2021年度から,东広岛市教育委员会と连携して,市内复数の小学校をオンラインで结んだ広域交流型オンライン社会科地域学习を开始しました。骋滨骋础スクール构想の推进によって実现した子どもたちの「1人1台」端末と学校の滨颁罢环境を活用して,市内各地からの中継を交えながら,东広岛市の地理?歴史?政治?経済?文化などについて対话的?双方向的に学びます。さらに,この学びを広岛大学の教员と大学院生がコーディネートします。
 
本年度は,2021年6月の试行に基づいて,毎月1回2时间,テーマを决めて授业を行います。この企画が実现することで,小规模校と大规模校の子どもが,年间を通して,各地域のようすを比较したり交流したりしながら学びを深められるように工夫しています。
 
2021年12月15日,东広岛市内小学校5校6学级(西志和,东志和,下黒瀬,福富,豊栄)の3年生(116名)が参加し,「駅から见えるわたしたちの市のあゆみ」をテーマとするオンライン授业を実施しました。
 
1时间目の导入は,东広岛市には电车の駅がいくつあるのかを予想するクイズから始まりました。子どもたちはタブレットを使って回答をしました。东広岛市には,山阳本线?新干线?呉线の3つの路线があること,大小さまざまな10の駅があることを东広岛市の路线図を用いて确认しました。10の駅の中でもとくに利用者が少ない2つの駅に注目して,駅のようすを比べました。海のすぐそばにある风早駅に対して,周囲を山に囲まれた入野駅。私たちが普段使っている新干线の駅前とは异なる多様な駅前の姿を确认しました。次に,西条駅の昔の駅舎の写真3枚を见て,古い顺に并べかえるクイズを行いました。建物や道路,通行人の服装,写真のカラーなどに着目しながら并び替えを行い,「変化」を捉える视点をつかみました。
1时间目の主たる课题は,「駅ができる前と后の町のうつりかわり」を考えようです。市内ではできたばかりの寺家駅と东広岛駅に注目し,駅前のようすを中継で确认します。子どもの事前の予想では,「駅は人が多い所にできるはずだ!」でした。确かに今では寺家駅や东広岛駅の周りにたくさんの建物が并んでいますが,タイムスリップしてみると(=昔の画像や动画を见てみると),駅ができる前の何もなかった景観に惊きます。また,现在駅を利用している人へのインタビューから,通勤に便利だから駅の近くに移り住んだこと,周辺に店ができて便利になっていることを确かめました。
最后にリポーターの2人から「町があるから駅ができるのでは…」「駅があるから町ができるんだ…」の2つの対立する考えが示されます。どちらを支持するか寻ねられた子どもたちは,大いに悩みます。子どもからは「町ができたら人が増えて駅を使いたい人が増える」「駅があると便利になり人が集まってくる」など多様な解釈が示され,草原先生は両立の可能性を提起しました。
 
2时间目の导入では,寺家駅や东広岛駅のように,どんな駅も「駅の利用者はどんどん増え,町はどんどん大きくなり続けるのかな」という问いが投げかけられました。
まず,駅前のようすに违いがある安芸津駅と西高屋駅の动画を视聴し,「変だな探し!(课题発见)」を行いました。安芸津駅の动画からは「车両が2両しかないのにホームがやたら长いなあ…」,西高屋駅の动画からは「ホームの横に朝だけ开く高校生用の秘密の出口があるなあ…」の疑问が见つかりました。草原先生は,昔10両の客车をひいて呉线を走る厂尝の动画,西高屋駅前に车が一台停まっている写真,安芸津町?高屋町の人口変化を示したグラフ,学校数の変化をあらわす年表を提示し,じっくり「変だな」の理由を考えさせていきます。安芸津駅の「変だな」を探究した子どもは,「昔は厂尝の长い电车が走っていた。今では学校?人口が减って,电车が短くなった」と回答し,町の衰退が駅に変化をもたらしたことに気づきました。西高屋駅の変だなを探究した子どもは,「学生がたくさん使うから别の出口があるのでは」「高屋では人口?学校が増えたから,朝は人が混んでしまう。混雑しないように,遅刻しないように」改札口ができたと答え,町の成长が駅に変化をもたらしたことに気づきました。
このような「変だな」の课题解决を受けて,「駅を使う人が増えて駅前が賑やかになると,嬉しい?それとも残念?」を选ぶアンケートを行いました。ほとんどの子どもが嬉しいと答える中,残念と答えた子どももいます。そういう子どもに理由を问うと,「环境破壊が起こる」「人が多くなると騒がしくなる」と答えました。駅前が発展しても,立场が违えば良いところも见えてくるし,悪いところも见えてくることを学びました。
 
2时间を通して,「変化」を视点にして駅のうつり変わりとその理由を説明し(1时间目),さらに駅の「変化」を発展と衰退の异なる视点から捉え,评価する(2时间目)ことのできた学习となりました。

福富小学校にて授业をする様子()

他校に向けて発表する様子

寺家駅からの中継の様子(大冈氏)

寺家駅でのインタビューの様子(佐藤氏)

东広岛駅からの中継の様子(川上氏)

东広岛駅でのインタビューの様子(青本氏)

写真や动画をもとに考える様子

资料をもとにクラスで考える様子

贰痴搁滨は,引き続きICTを活用した新しい地域学习のヴィジョンを提案し,それを教育関係机関と连携しながら企画?実施してまいります。
 
当日の様子はをご覧ください。
 
プロジェクト全体についてはをご覧ください。

【问い合わせ先】

広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI) 事務室

E-Mail:evri-info(AT)hiroshima-u.ac.jp

?※(础罢)は蔼に置き换えてください


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