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?※(础罢)は蔼に置き换えてください
は,2021年度から,东広岛市教育委员会と连携して,市内复数の小学校をオンラインで结んだを开始しました(プロジェクトリーダー:)。骋滨骋础スクール构想の推进によって実现した子どもたちの「1人1台」端末と学校の滨颁罢环境を活用して,市内各地からの中継を交えながら,东広岛市の地理?歴史?政治?経済?文化などについて対话的?双方向的に学びます。さらに,この学びを広岛大学の教员と大学院生がコーディネートします。
本年度も毎月1回2时间,テーマを决めて授业を行います。この企画が実现することで,小规模校と大规模校の子どもが,年间を通して,各地域のようすを比较したり,交流したりしながら学びを深めることができます。
2022年5月25日,东広岛市内小学校9校19学级(西条,寺西,郷田,高屋东,东西条,高美が丘,板城西,福富,豊栄)の4年生(605名)が参加し,「ごみの始末と利用」をテーマとするオンライン授业を実施しました。
1时间目は,「みんなの家から出るゴミが集まる広岛中央エコパークは,なぜ「広岛中央」で,「エコ」で「パーク」なのだろう?」をめあてにして学习を进めました。本来,汚くて臭いゴミが集まってくるためにマイナスイメージの强いゴミ処理工场が,どうして「エコ」「パーク」なる名前を冠しているのか。まして东広岛市に所在しているのに,なぜ「広岛中央」を名乗っているのか。児童がゴミ処理工场に対して抱いているイメージと,施设名とのギャップに迫ることで,広岛中央エコパークの果たす役割やその机能について理解を深めることを図っています。
まず导入部では,私たちが出すゴミの行方を考えました。事前アンケートの结果によれば,参加児童の约半数が,朝出した燃やせるゴミがその后どこに行くのかを知らないことが明らかとなりました。そこで,ごみ収集车やバキュームカーが施设の中に入っていく様子を中継することによって,ゴミの终着地が広岛中央エコパークであるという共通认识を持たせました。
次に,展开部では,上记のめあてを基に,①広岛中央,②エコ,③パークのそれぞれに注目して,施设の特徴について认识させました。具体的には,①広岛中央エコパークには,东広岛市だけではなく竹原市や大崎上岛町からもゴミが送られてくるということ(=施设の広域性)。②広岛中央エコパークでは,ゴミを高温で処理して溶融物を资源に変えたり,燃焼时に発电を同时に行ったりしているということ(=施设の循环性)。広岛中央エコパークでは,子ども向けの学习コーナーでゴミやし尿の処理について勉强したり,足汤や游具を楽しんだりすることができるということ(=施设の娯楽性)を学びました。
①から③のいずれも,1人1台端末を活用したクイズ场面と,学生リポーターによる中継场面の2段构えで构成されていることがポイントでした。各パートでは初めに「広岛中央エコパークにはどこからゴミが集まってくるのかな?広岛市?叁原市?大崎上岛町?」といったクイズに回答することを通じて,子どもは楽しみながら自己の仮説を生成することができました。また,それを临场感あふれる中継映像によって答え合わせをすることで,児童は现地で见学をしているような感覚でエコパークについて学ぶことができました。巨大なクレーンがゴミを搅拌する様子や,大崎上岛から収集车がフェリーを使ってゴミを运搬している様子を中継したシーンでは「おおーっ!」「すごい!」と声を上げる児童も数多く散见されました。
2时间目は,「ゴミについて,どんな课题を调べたり,追究したりしたらよいだろうか?」をめあてにして学习を进めました。1时间目で学んだことから生じる新たな疑问から,今后のゴミ学习の追究课题を発见?设定させることを図っています。
具体的には,「私たちは,ごみの●●について追究したいです」の●●に入る言叶を各学级で决定しました。例えば「なぜゴミは分别しないといけないのか」,「燃やせないゴミはどうやって処理しているのか」,「ゴミ処理场があるのに,海にゴミがあるのはなぜか」といったアイデアが学校から出てきました。特に「なぜエコパークは市内の便利なところではなく山の中にあるのか」は,ゴミ処理场が市民生活を営む上で必要なのはわかっているが自分の家の近所に作ってほしくはない……というジレンマを子どもに认知させる点で注目すべき问いでした。
また,授业者からも探究したい课题の例が示されました。「こんなにすごいエコパークだったらもっと広がればいいのに…。なぜ県内には1つしかないのですか?」,「东広岛市のごみ袋のねだんが(他の町と比べて)高いのは,エコパークのせいですか?」,「こんなにすごいエコパークだったらもっと早く作ればよかったのに…。なぜ準备から完成まで10年もかかったのですか?」といった质问とその回答を通じて,児童はゴミ処理场の必要性のみならず,课题(=莫大な运営?维持コスト,地域住民からの反対)について认识しました。
最后に,「広岛中央エコパークは●●のために作られたしせつです」について,●●に当てはまる语を考えることによって,施设の理念や役割に注目しながら2时间の学びをまとめました。本时の内容理解が十分であったことを示す「3つの市町村が协力してごみを无くすため」,「游びや安全,学习のため」といった回答が见られました。また,多くの学校が「未来」や「地球」という语を用いた説明をしていることから,子どもたちは持続可能なゴミ処理の必要性に気づくことができたものと推察されました。
2时间の学习を通じて,児童は市内のゴミ処理场に関して概観を认识し,ゴミに関する课题を発见することが出来ました。ゴミ学习単元の导入にふさわしい学习となりました。また,600名を超える児童が一斉にゴミ処理场を観察することが出来た点からは,远隔学习が従来の社会科见学のオルタナティブになりうる可能性も感じられます。
児童から意见を闻く様子(草原教授)
意见を発表するために児童が挙手する様子
再生された资源について説明する様子(大冈さん)
大崎上岛からゴミを运搬する様子
児童からの意见にコメントする様子(冈崎氏?両角さん)
クレーンによるゴミの搅拌の様子
学级担任が中継を补足する様子
タブレットからクイズに回答する様子
授业の运営を行っている様子(正出さん?田中さん)
授业终わりに全校で挨拶する様子
贰痴搁滨は,引き続きICTを活用した新しい地域学习のヴィジョンを提案し,それを教育関係机関と连携しながら企画?実施してまいります。
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プロジェクト全体についてはをご覧ください。
広岛大学教育ヴィジョン研究センター(贰痴搁滨) 事務室