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【开催报告】【2024.06.18】定例オンラインセミナー讲演会狈辞.162「アナスタシア?笔?サマラス着『教师のためのセルフスタディ入门―协働的な问いによる実践の改善―』(学文社刊)出版记念セミナー」を开催しました。

は、2024年6月8日(土)に、定例オンラインセミナー讲演会狈辞.162「アナスタシア?笔?サマラス着『教师のためのセルフスタディ入门―协働的な问いによる実践の改善―』(学文社刊)出版记念セミナー」を开催しました。大学院生や学校教员を中心に111名の皆様にご参加いただきました。

はじめに、司会の武田信子氏(一般社団法人ジェイス代表理事)より本セミナーの趣旨が説明されました。本セミナーは、教師並びに教師教育者のためのセルフスタディの指南書であるAnastasia P. Samaras著『Self-Study Teacher Research: Improving Your Practice Through Collaborative Inquiry』()が翻訳プロジェクトチーム(20名)によって翻訳され、学文社より『教师のためのセルフスタディ入门:协働的な问いによる実践の改善』()(教師のためのセルフスタディ入門 - 株式会社 学文社 (GAKUBUNSHA))(以下、「本書」と記述)として刊行されたことを記念して企画されました。

武田氏は、翻訳の过程を登山にたとえながら、翻訳チームが自分の体力に合わせてお互いに励まし合いながら登る「チーム登山」をやってきたこと、今日のセミナーも后半部は「チーム登山」としてみんなでセルフスタディを语り合うスタイルにしているという意図があることを説明しました。そのうえで、今回の翻訳には、①教师教育の理论と実践に桥を架けたいという想い、②実践家が研究できるようになるためのマニュアルを提供したいという想い、③自身の教育実践を省察する方法を学び、なぜ研究を行うのかを考えてほしいという想い、が込められていることが説明され,参加者のみなさんにもセルフスタディのコミュニティに加わってほしい旨が语られました。

趣旨説明する武田氏

続いて、着者のサマラス氏からいただいたビデオメッセージを参加者とともに视聴しました。サマラス氏からは、今回の翻訳に関わった方々に対する感谢が述べられるとともに、本书の刊行が国际的なセルフスタディ研究を展开していく大きな一歩となったという意义が语られました。

ビデオメッセージで感谢を述べるサマラス氏

次に、西田めぐみ氏(アイスランド大学)と亘理阳一氏(中京大学)から本书の目次について説明がありました。本书は大きく分けて、セルフスタディの理论に関わる内容(第Ⅰ部)とセルフスタディの具体的な进め方?手顺を示す実践的な内容(第Ⅱ部)という2つの柱から成り立っています。両者からは、本书が现场の先生にとって参考になることはもちろん、卒业论文や研究论文を书く学部生や大学院生、そして大きく教育に携わる方々にとって自身の実践を省察するための指南书ともなりうることが示されました。また、教师のセルフスタディの研究実践例、そしてセルフスタディに関连する用语の解説についても付録として収められており、セルフスタディに関心のある読者に向けた工夫が多く散りばめられていることが共有されました。

本书の概要を説明する亘理氏

本书の特长を语る西田氏

その后、山内敏男氏(兵库教育大学)?大西慎也氏(神戸学院大学)、大村龙太郎氏(东京学芸大学)、西田氏、斋藤眞宏氏(旭川市立大学)の5名から、本书の中心テーマであるセルフスタディの実践と研究に実际に携わり,论文を执笔して得た経験がそれぞれ简単に述べられました。5名からは、セルフスタディの実践と研究を通して、「クリティカルフレンドの重要性を再确认できた」「主観であることをいとわずに自分自身の変容をとらえることができた」「论文の査読者もクリティカルフレンドの役割を果たしてくれて研究がより洗练された」「协働的なセルフスタディを通して自身が当たり前に考えていた概念のとらえ直しにつながった」「アートベースのセルフスタディに出会ってから,自分が言语化できなかったもやもやがアートを通して伝えられるようになった」といった経験が语られました。

セルフスタディ执笔経験を语る5名(左上から山内氏、大西氏、西田氏、大村氏、斋藤氏)

以上をふまえて、セルフスタディ翻訳プロジェクトチームの翻訳者によるグループディスカッションが行われました。本ディスカッションは、窜辞辞尘のブレイクアウト机能を利用してテーマの异なる4つのグループに分かれて、参加者が自由にグループ间を行き来できる形で実施されました。

グループ1のテーマは「教师教育者の研究と専门性开発を支えるセルフスタディ」です。本グループでは、教授(広岛大学?贰痴搁滨)、亘理氏、斋藤氏の3名が话题提供者となり、おもに①学术研究の方法论としてのセルフスタディ、②教师教育者の育成及び専门性开発のためのセルフスタディ、という2つのテーマのもとで议论が行われました。

グループ2のテーマは「现职教师の研究を支えるセルフスタディ」です。本グループでは、山内氏、大村氏、武田氏、茂木智央氏(新渡戸文化小学校)の4名が话题提供者となり、研究方法やまとめ方について学校教育现场の先生方の视点から本书を切り取り、「どこに何が书かれているか、どのような点にお役立ち情报があるか」が绍介されました。そして「自分とセルフスタディのかかわり」「本书とのかかわり」を関连づけて参加者とともに语り合いました。

グループ3のテーマは「セルフスタディの论文执笔」です。本グループでは、佐々木恵美子氏(圣隷クリストファー小学校)、西田氏、小田郁予氏(早稲田大学)、早坂めぐみ氏(高千穂大学)の4名が话题提供者となり、セルフスタディ论文执笔経験がある実践研究者や大学教员が中心となって、①一般の论文とセルフスタディ论文の相违点、②セルフスタディの论文执笔体験谈、③论文执笔における本书の活用のしかた、の3つのテーマのもと、具体的な执笔体験を交えながら语り合いました。

グループ4のテーマは「教师の成长を支えるセルフスタディ」です。本グループでは、渡辺贵裕氏(东京学芸大学)、准教授(広岛大学)、大坂游氏(周南公立大学?贰痴搁滨)、大西氏の4名が话题提供者となり、①セルフスタディにおけるクリティカルフレンド(协働する他者)の役割、②教师の専门性开発や授业研究にセルフスタディがどう活かせるのか、をテーマに、セルフスタディを通して自身や他者の専门性开発に取り组んだ経験のある翻訳者同士がディスカッションしました。

グループディスカッション后、各グループにてどのようなことを议论したのかについて全体で共有しました。

「教师教育者の研究と専门性开発を支えるセルフスタディ」グループの议论の様子(草原氏、亘理氏、斋藤氏)

「现职教师の研究を支えるセルフスタディ」グループの议论の様子(左上から山内氏?大村氏?武田氏?茂木氏)

「セルフスタディの论文执笔」グループの议论の様子(左上から佐々木氏、西田氏、小田氏、早坂氏)

「教师の成长を支えるセルフスタディ」グループの议论の様子(左上から渡辺氏、渡邉氏、大坂氏、大西氏)

终盘では、参加者からも质问を募り、翻訳者との対话の时间が设けられました。参加者からは、「当事者研究がセルフスタディ研究に対してどのような影响を与える可能性を有するのか」「研究を进める上でクリティカルフレンドとどの程度やり取りを行うべきか」といった问いが投げかけられ、翻訳者らから様々な回答が寄せられました。また、本书の编集に携わった学文社の落合絵理氏より、购入希望者向けの案内なども行われました。
 

落合氏による购入案内の様子

※本书の目次や购入方法は、こちらより确认いだけます。

最後に、翻訳者の一人である草原和博教授(広島大学)より、本セミナーのまとめが行われました。草原氏からは、ちょうど10年ほど前から徐々に教師教育者の営みに関心が向けられるようになり、教師教育者が行う研究としてセルフスタディが注目され、その理論?概念?具体が徐々に導入され始めてきたという経緯が紹介されました。草原氏は、この10年間の営みの集大成が本書、および姉妹書である『セルフスタディを実践する』(书籍はこちら)(セルフスタディを実践する - 株式会社 学文社 (GAKUBUNSHA))であり、コミュニティの成立に欠かせない「辞書≒共通言語」ができたことが確認されました。そのうえで、草原氏はこれらの書籍の刊行を契機として、セルフスタディという共通言語を「使いこなす」第2ステージへ移行していくであろうこと、日本におけるセルフスタディのコミュニティが形成され、日本的セルフスタディの再構築と発信が展開されていくであろうことの期待が語られました。あわせて、広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI)がこれまで実施してきた教師教育やセルフスタディに関する活動(詳細はこちら)(オンラインセミナーシリーズ(2020~)のご紹介(2024.01.25更新) | 広島大学教育 ヴィジョン研究センター (hiroshima-u.ac.jp))が紹介されるとともに、セルフスタディを導入した専門性開発の取り組みの事例として「教師教育者のためのプロフェッショナル?ディベロップメント講座(PD講座)」(詳細はこちら)(教師教育者のためのプロフェッショナル?ディベロップメント講座2024 | 広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI) (hiroshima-u.ac.jp))を実施していることが共有されました。
 

草原氏による総括コメントの様子

今后も贰痴搁滨では、セルフスタディをはじめとする教师や教师教育者の専门性开発の方法论とそれを普及?発展させる方策を検讨してまいります。


&苍产蝉辫;当日の様子はをご覧ください。
イベント一覧についてはをご覧ください。

【问い合わせ先】

広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI) 事務室

E-Mail:evri-info(AT)hiroshima-u.ac.jp
?※(础罢)は蔼に置き换えてください


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