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第4回 川田 和男 (大学院教育学研究科 准教授)

第4回 川田和男 准教授

「ここがええね!広大」は、広岛大学の构成员が、普段感じている広大の良さを语ります。

附属学校が教育実习先に

広岛大学は、広岛市(翠地区?东云地区)、福山市、叁原市などに附属学校があります。これらの附属学校は、広岛大学の学生の教育実习先になっています。毎年、数多くの学生を受け入れるため、附属学校の教员は実习生(学生)の指导には惯れているし、フォローが手厚い。さらに、附属学校の生徒は粒ぞろいの子ばかり。教员を目指す学生にとっては、とても充実した教育现场です。

普段、大学の授业で学んでいる科目内容に関する知识や、教育の実践力を高められるだけでなく、教育実习では学校の仕事を幅広く学びます。教えるだけでなく、校务もあれば部活动も、生徒への生活指导もある。学生はその大変さを、身を持って体験します。実习生の数が多い分、自らの成功?失败をたくさんの仲间と共感したり、ディスカッションしたりすることができるのも、広大の教育実习の良い点ではないでしょうか。

広島大学の教育実習について語る川田准教授

地元公司と教育を育む

私は小?中学生への技术教育に力を入れています。コベルコ建机(株)と共催している「中学生レスキューロボットチャレンジ」は前身の大会から数え、今年で14回目になりました。毎年多くの中学校からチームが参加し、アイデアあふれるロボットでレスキュー活动に挑みます。ロボットの设计?製作を通じて、学校の授业では得られない技能や知识が身につきますし、チームで问题解决に挑みながらコミュニケーション能力も育むことができます。

大会の运営には、教育学部の技术?情报系コースの学生が携わっています。学生は、コベルコ建机(株)の社员さんとルールの策定を行ったり、参加する中学校へ赴き製作の指导をしたりしています。大学生にとっても、中学生や社会人と交流できる経験の场になっています。卒业生が教员になって、再び大会に参加してくれた时はうれしかったですね。

授业以外で「教育の场」を育むことは大切ですが、公司にご支援いただいているおかげで运営ができています。公司や地域の皆さまに、「広大なら…」と前向きに协力いただけるのも素晴らしいことだと思います。产学连携事业の一环として、コベルコ建机(株)と広大は共同研究讲座を2015年に开设しています。今后も、连携の拡大に期待が持てます。

2017年に開催された第3回中学生レスキューロボットチャレンジの様子

第3回中学生レスキューロボットチャレンジ [2017年開催]

(オレンジ色のジャンパーを着用しているのが本学教育学部 技術?情報系コースの学生)

ロボット操作で课题をクリアする中学生たちの様子

ロボット操作で课题をクリアする中学生たち

技术教育者として柔软に何でもやる

私の元々の専门は机械工学ですが、今はいわゆる「何でも屋」です。教育分野では、子どもが习惯を身につけることを支援する教具を考案しています。例えば、「声を出すゴミ箱」。ゴミを捨てると「ありがとう」と言い、逆にゴミが捨てられないと「さみしいなぁー」と言ってくれる。楽しみながらゴミを捨てるという社会性を身に付けられます。福祉分野では、自分で身体を动かすことができない重度障害の子どもたちに、ボタンを押せば「何か新しいことができる」装置を开発しています。

さまざまな分野のことをやるには协力者が必要ですが、幸いにも広大にはオールジャンルの教员がそろっています。特に私は、教育学研究科の特别支援教育の先生方や工学研究科の先生方と研究の交流があります。プライベートでも、异分野の先生と知り合いになれて刺激を受けています。

研究室の学生たちと川田准教授

研究室の学生たちと

略歴

広岛大学大学院教育学研究科博士课程后期修了。香川県立多度津工业高等学校教諭、高松工业高等専门学校讲师、広岛大学大学院教育学研究科讲师を経て、2011年から现职。

研究概要

専门は技术?工业教育内容学(メカトロニクス)。主に制御工学的アプローチによる技能评価や、技能获得支援システムの开発、技术科や工业科の教材の作成などを行う。

(2018年3月取材)


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