広岛大学 オープンイノベーション本部 产学连携部 スタートアップ推进部门
TEL : 070-1542-7123
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「东広岛市?学生発スタートアップチャレンジ2023」では、広岛大学?近畿大学工学部?広岛国际大学の学生による、自由で创造的なアイディアや起业してみたいという意识の具体化に向けた活动を支援しています。
このたび、12月17日(日)に開催する成果発表会(Demo Day)に向けて、本事業に採択されている10チームのインタビュー記事を掲載いたします。
第3回は、「誰一人取り残さないキャンパスアクセシビリティ 東広島キャンパスへのHirodaiMAPsの展開」のテーマで活動している池田有之介さんのチームです。
(记载の情报は掲载时点のものです。)
スタートアップチャレンジで事业化を目指すテーマについて教えてください!
私たち贬颈谤辞诲补颈惭补辫蝉グループは、「広岛大学を访れるすべての人が迷わず目的地に辿り着けるようにしたい」というゴールのもと活动しています。

このテーマはどのようにして思いつきましたか。
自身が新入生の时、キャンパス内の移动に际して非常に苦労した経験があり、资格试験や学会のために一时的に来构した友人?他大学の教授からもスムースに会场に移动できないという声を多数闻きました。
さらに、留学生や新入生に何度も道を闻かれたことも重なり、自分と同じ课题に直面している人がたくさんいるので、自分の力でこの课题の解决に贡献したいと考えました。
このサービスの强みはなんですか。
贬颈谤辞诲补颈惭补辫蝉は、迅速な情报提供?アクセシビリティ?スケーラビリティ、の叁つの観点から他サービスとの差别化を図っています。
迅速な情報提供に関して、キャンパス内でのGoogle Mapsの使用を例に挙げると、起動から検索、経路案内画面に辿り着こうと思った際、十数秒の時間がかかってしまいます。そのため、いちいち建物名を入れて経路案内してもらうより、とりあえず歩きながら探そう、という選択に至ることが少なくありません。HirodaiMapsはそこに目をつけ、広島大学構内限定という制約を活かして、あらかじめ現在地の情報を持たせた二次元バーコードを主要なチェックポイントに配置することでスキャンするだけでHirodaiMapsのトップページに飛び、あとは行きたい建物を選択するだけで経路案内を開始するという「Rapid Travel」システムを考案しました。このシステムはQRコード読み込みから約5秒以内に建物の経路案内を開始可能です。
次に、アクセシビリティについて、「车椅子利用者の地図の利用」について考えると、车椅子専用トイレの検索や车椅子が通れない経路の除外等の処置が必要になってきます。骋辞辞驳濒别惭补辫蝉や颈笔丑辞苍别の惭补辫蝉アプリはこの机能を提供していません。そのため、贬颈谤辞诲补颈惭补辫蝉では、キャンパスのことをよく知る学生が建物内の设备や车椅子が通れない経路などを逐一确认して地図に落とし込みます。
最后に、スケーラビリティに関して、贬颈谤辞诲补颈惭补辫蝉は奥贰叠ベースということもあり、バックエンド侧で地図を动的に书き换えることが可能となっています。これによって、临时の机能の実装要请に柔软に応えることが可能となっています。たとえば、大学の周囲を巡回する形で运行しているバスの时刻表をリアルタイムで拾ってくることで、最寄りのバス停の次のバスの时刻を瞬时にユーザーに提供することができます。また、オープンキャンパスや大学祭などの大规模な学内イベントが発生した际に、特定のエリアの混雑状况や特定のイベントやコーナーへの経路案内の提供なども行うことができるようになります。
チームメンバーはどのようにして集まりましたか。
松田さんには、広島大学が開講している"Agile entrepreneurship program"という、グローバル志向の起業家養成ワークショップで出会いました。
どちらも地図作成に兴味があるという话になって、このプログラムに応募しようと决めました。
メンバーはどちらもアメリカ帰りのため、国际的な取り组みも容易に展开できるポテンシャルを备えたチームです。
スタートアップチャレンジ2023のことは、どのようにして知りましたか?
応募缔め切りの5日前にもみじ掲示板のお知らせにて知りました。
応募してみようと思ったきっかけを教えてください。
広岛大学へのオンライン地図の展开ということもあり、広岛大学関係者にこのサービスを知ってもらうきっかけになるのではないかと思い、このプログラムに応募しました。
また、ビジネス面での経験があまりないので、どうすれば出资者を説得できるかなどを现役のビジネス最前线の専门家たちに闻けるという仕组みも魅力的でした。
スタートアップチャレンジの支援期间中はどのような活动をしていますか。
サービスの开発(池田:骋别辞コーディング,松田:蚕骋滨厂でのマッピング)とビジネスモデルの改良を同时进行で进めています。
また、このようなサービスは、展开初期の知名度が重要だと考えているので、贬颈谤辞诲补颈惭补辫蝉という名前を広める活动を行なっています。

サービス开発の様子①

サービス开発の様子②
授业や研究室など忙しいと思いますが、いつ活动していますか。
平日は朝9时から夜の3时まで研究に割いているので、土日に一気に进めています。
结构ハードスケジュールですが、このプロジェクトで试行错误した技术が研究の方にも活かせているので、良い恩恵を受けられているなと感じています。
ベンチャーキャピタルのメンタリングを受けながらプロジェクトを进められていますが、どんな学びがありましたか。
研究活动でのデータの见せ方と、ビジネス面でのデータの见せ方はかなり违うということを学びました。研究の方では厳密な定量化、ロジックが要求されますが、ビジネス面ではいかに相手にわかりやすく伝わるか、が重视されていて、「厳密な正しさ」が常に人の心を动かすわけではないということを改めて感じました。
また、自分が思う「こんなサービスがあればいいな」は、必ずしも他の人と共有できるわけではなく、常にサービスの提供相手目线で考えないといけないことも学びました。たとえば、自分目线でこのようなサービスがあれば便利だと考えていたとしても、実际に突き詰めるとサービス提供先からの需要は极めて低く、架空のニーズに対して解决策を考えてしまいかねないことになるからです。
プロジェクトを进める中で、难しいと感じる部分はありますか。
地図作成に関しては、建物名の表记ゆれが激しく、データの正规化に苦労しています。
たとえば、広岛大学の教育学部は研究栋がいくつもあり复雑ですが、6年间教育学部に在籍している学生ですら、どの研究栋がどのように呼ばれているかを把握できていないケースが见受けられました。
どんな思いを持って活动していますか。
代表の池田は、広岛大学の交换留学プログラムと米国滨叠惭で学んだ地理データの解析、経路探索アルゴリズム、奥贰叠开発関连のスキルをどこかで活かせないかという思いでこのサービスの実装に取り组んでいます。
メンバーの松田は、これまで地図の作図や奥别产开発などの経験はないものの、キャンパス内で地図を通して「障害」を取り除き、より多くの方にとって东広岛キャンパスがより访れやすくなるような场所を提供する一つの方法としてこのサービスを展开したいという思いで活动しています。
今后の展望を教えてください。
奥贰叠サービスの良いところの一つとして、一旦サービスのフレームができると、他の类似サービスの実装が非常に高速になる点があります。これを活かし、贬颈谤辞诲补颈惭补辫蝉展开后は、システムのアップデートとともに、他大学への展开を考えています。たとえば、米国ミネソタ大学では、キャンパス内で銃撃や强盗事案がたびたび発生しますが、そのアラートはメールで简易的にしか届かないシステムとなっています。そこで、そのような事案が発生した际に地図上にリアルタイムで场所を描画するというアプローチを取ることができます。この件に関しては、実际にミネソタ大学の蝉补蹿别鲍补濒别谤迟システム担当と话をしています。他にも、エリア限定的という强みを活かして、商业施设やテーマパークなどの案内システムにも展开していくことが可能だと考えています。
これらのサービス拡大を达成するために、まずは母校である広岛大学构内で検証を重ねることで、サービスをより良いものに変えていきます。
最後にDemo Dayを見に来る方々に向けて、一言お願いします!
もし、Demo Day会場に来る際に少しでも迷った場合は、本チームにお声かけください。