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2024年度地域の元気応援プロジェクト 採択プロジェクト

空き家解体からはじまるサーキュラーデザインの実装
佐木岛における空き家の解体とアップサイクルを通じて新たな空间资源を生み出すモデルプロジェクト(二年目申请:アップサイクルフェーズ)

  • 一般社団法人The Red Dot School、先进理工系科学研究科 角倉 英明

本プロジェクトでは、佐木岛に存在する「解体を待つ木造空き家」を出発点にしたサーキュラーデザインの构想と社会実装を行います。広岛大学建筑学プログラム(角仓?石垣研究室)と协力しながら、人々の手によって空き家の解体する工法や、材を効率よく取り出す工法を探求します。解体によって、どんな质のどんな材料がどれくらいの数量がアップサイクル可能かを分析し、これらの材によってどんな空间资源生み出せるかを设计?构想します。当事业の中で、これらの一连の流れを、ワークショップを开催しながらモデルプロジェクトとして実施します。本年度は、二件目の空き家解体と并行して、アップサイクルフェーズの実践に重点を置きます。

おしゃべり会でつなぐ地域ママの轮 

  • 広島ママのわ?わ?わ(話?和?輪) 、大学院医系科学研究科 村上真理

本プロジェクトの目的は、昨今サポートがなく孤立しがちな子育て環境におかれ悩む母親をエンパワメントし、自助力を高め、笑顔で地域での子育てを楽しむ人々を増やすことを目的とする。そこで、本プロジェクトでは、地域子育て支援活動として「おしゃべり会でつなぐ地域ママの轮」を企画し、県内各地で実施する。メンバーは地域子育て支援の専門家である開業助産師と本学学生と教員が協働する。活動場所は、県内の様々な地域で複数回実施する。本プロジェクトの成果として、地域で子育てする多くの母親をエンパワメントでき自助力を高め、笑顔で子育てを楽しめる地域の活性化が期待できる。また、本学の助産学生が参画することにより、地域子育て支援を担う専門職者の育成に寄与することを目指す。

开発した离乳食「お守りお野菜ペースト」を地域に驯染ませる

  • 野菜Labo、人间社会科学研究科 冨永 美穂子

地元の野菜を活用した离乳食用野菜ペースト「お守りお野菜ペースト」を通じて、地产地消と子育て支援の推进を図る。活动3年目を迎え、これまでの経験を基に、产前产后の亲御さんへの効果的な贩売?绍介方法を见つけ出すことが今年度の主な目标である。また、介护分野での使用可能性も见えてきており、商品が多方面で利用されることが期待されます。これまで子育て支援センターやこども园で行ったヒアリングを生かし、东広岛の更なる子育て及び介护関连施设との连携を模索し、地域に密着した活动展开を进める。地域の持続可能な発展と家庭の支援を目指し、地域野菜を利用したこの商品を地域に根付かせることで地产地消や子育て応援の风潮を生み出す。

コワーキングスペース「迟丑颈谤诲」を拠点とした未来の安芸津町を担う子供达の教育プログラムの开発

  • 安芸津地域活性化団体「アキツラボ」、人间社会科学研究科 川田 和男

东広岛市安芸津町は少子高齢地域であり,地域経済を活性化するためには将来を担う人材育成が急务である。そこで,コワーキングスペース「迟丑颈谤诲」を拠点とした将来の安芸津町を担う子ども达の早期人材育成教育プログラムを开発し,実施することを目的とする。地域の公司,东広岛市,広岛大学および地元小中学校,地域住民による产官学民の协働でプログラムを开発する。近年,注目されている社会の课题発见?解决能力の育成に向け,コミュニケーション能力,情报活用能力およびデータを活用する力を育むため,小学校から大人の异年齢グループによる地域课题研究を进めるプログラムを开発し,同様の问题を抱える地域のロールモデルとなることを目标とする。また,地元でのキャリア教育も推进する。

住みたい街 しおまち -しおまちに人とスイーツと笑颜を!-

  • しおまち商店街の輪、人间社会科学研究科 冨永 美穂子

尾道市瀬戸田町は近年、ホテル、飲食店などが進出し外国人や若年層の入込客等が増加しているが、町全体は高齢化しており、若年層、国内外の観光客を志向したシステム作りが課題となっている。これまで、地域特産物である瀬戸田レモンを核にレモン祭のイベント企画や商品開発に取り組み、瀬戸田と学生との関係性を強化してきた。昨年度は、学部を越えて、教育学部および生物生产学部の学生が瀬戸田町の子どもたちとその家族、およびレモン祭に訪れた観光客を対象に提竹祭、竹細教室、レモン餅教室を企画、開催した。それらの取り組みを踏まえ本年度は学生自身が人を呼び込むための方法論を体得するためにコンテストに出品し、その経験を活かして瀬戸田でレモンケーキコンテストを運営し、住民、観光客が一体となったイベントの在り方を検討する。

地域资源に恵まれた仓桥岛における音楽の力による新たな地域魅力づくり
---- 地域イノベーションに挑戦 !!   音楽の力で地域がどう変えられるか ----

  • 倉橋交流拠点構想推進協議会、人间社会科学研究科 大野内 愛

音楽祭を开催し、広大学生と教员によるオペラ公演を上演する。仓桥岛の歴史と文化を新たな形で発信することで地域振兴につなげる。昨年度からの継続的活动に加え、今年度は呉市立仓桥小?中学校と连携し、协働的に公演をつくりあげることで、大学?地域?学校の连携を図る。
 

ミツタマの纸すきじゃけえ

  • 資源を守る会、人间社会科学研究科 伊藤 奈保子

コンセプト「広岛県安芸高田市の和纸の復活+ミツマタの特性+新しい工艺の形→中山间地域の再生」を広岛県安芸高田市の资源を守る会と広岛大学伊藤研究室と学生有志による和纸の復兴と新しい工艺品の制作。安芸高田市甲田町は、ミツマタが自生する环境适地であり、古くから和纸事业が展开された地域である。令和の现在では、花の鑑赏としてのささやかな観光资源として位置づけられている。その中、鹿の被害にあわない特性からミツマタの生育を徐々に増やし、和纸として加工するまで関连机関と绵密に準备を行ってきた。颁翱2削减としての植林対象として地域が活动し始めている今、より多くのミツマタを植林し、また持続可能な活动とするために自由な発想のもと新しい工艺品制作を目指す。伊藤研究室では既に広岛県伝统工芸品のうち叁原だるま?宫岛细工?宫岛焼で製品化を成功させている。资源を守る会と学生?教员?职人?地域の方々と共に実现してゆきたい。
 

重要伝统的建造物群を活かした観光空间のアクセシビリティ向上:
宫岛の生活?伝统文化の展示?体験に着目して

  • 宮島中江町活性化協議会、人间社会科学研究科 フンク?カロリン

宫岛は年间400万人以上の観光客が访れる、日本の代表的な観光地である一方で、人口减少や空き家の増加、観光の空间?时期的不均等、地元文化の発信不足などの课题を抱えている。その中で,中江町活性化协议会が観光客と住民の交流の场作りと伝统文化の発信を试みた。本プロジェクトは宫岛の重要伝统的建造物群の一部をなしている中江町を対象とし、お祭りや伝统工芸などの宫岛の生活文化?伝统文化を展示?経験するような空间づくりを目的にしている。新しい観光アトラクションを创出することで、観光客が比较的に少ない中江町への観光アクセスビリティを高め、宫岛における観光行动の多様化と分散に资することが期待できる。

『呉海军グルメ』を活用した周游型観光コンテンツ造成

  • 呉海軍グルメ研究会、人间社会科学研究科 張 慶在

本プロジェクトの目的は、「呉海军グルメ」の认知向上を通じて、呉の新たな観光资源を创出するかつ街の活性化に贡献することです。呉の観光は、大和ミュージアムに集中しており、さらに少子高齢化が进むことに伴い、街全体の観光活性化のための周游型観光の必要性が以前から提起されてきました。また、観光者からも、周游型観光の资源并びにモデルに対する要求が高かったです。
 このような需要?供给侧のニーズに合う新たな周游型観光资源として、旧海军の料理を、レシピを再现し呉市の饮食店で提供する新たな企画である「呉海军グルメ」が2020年から始まりました。地域の元気応援プロジェクトは、大学の観光学研究者と若い学生と共に、「呉海军グルメ」の认知向上を考える有効な机会になると判断し、今回の提案に至りました。
 今年度は、継続事业の最后になる3年目の申请にあたって、2年间の事业で明らかになった改善点を补强したうえで、①周游性を担保できる、②呉海军グルメが中心になった横のつながりの确保できる、③自走力を高める新たな形态のイベントを実施するとともに、事业后の地域?大学での连携の强化を目指します。

「音戸の瀬戸」周辺地区の街路デザインビジョン作成
-歴史を感じる街なみの中で建物修景をデザインする!-

  • 音戸町魅力化推進協議会、先进理工系科学研究科 田中 貴宏

「音戸の瀬戸」は、古くより、交通の要所であったため、歴史的な街なみが広がる。しかし、近年では人口减少?高齢化の影响で、空き家や空き地も増え、街の魅力が失われつつある。一方で、近年、このような歴史的街なみの再评価が进みつつあり、リノベーション建物を活用したカフェやゲストハウスなどが整备され、観光客や移住者もやや増加倾向にある。そのような中、提案者は「音戸の瀬戸」周辺地区を対象に、音戸の魅力発信の取り组みを行ってきた。また、広岛大学都市?建筑计画学研究室は、対象地内の「天仁庵」の依頼を受け、渡船乗船场跡地の建筑デザインを行ってきた。本プロジェクトは、これらの成果を受け、街路デザインビジョンの作成を行う。本年度は、地域と学生の协働により、建物修景デザインを中心に、街路景観デザイン提案を行うことを目的とする。
 

大学?学校?地域が连携したミコシギクの保全と地域の活性化

  • 福富のミコシギクを守る会、総合博物館 清水 則雄

ミコシギクは、日当たりの良い湿地に生える多年草の絶灭危惧种です。全国的に希少で现存する府県としては、爱知、冈山、広岛のみが挙げられます。広岛県の数少ない生育地は消灭もしくは危机的状态であり、福富町の自生地は极めて重要な场所です。しかし近年、シカの食害などの影响により、ミコシギクの自生范囲が急速に缩小している状态にあります。
 本プロジェクトでは、獣害により危机的な状况に陥っている本种の生育环境の回復と持続可能な保全活动の构筑を目指して、専门机関である大学と自生地に隣接する福富小中学校、地域が连携?协働して、野外调査や环境整备活动、教育普及活动を実施し、その保全と活用(ツアー化や商品开発)から地域の活性化を目指すものです。

地域と学生の协働による中央公园(堺川沿い8ブロック)の賑わいづくりに向けた実証実験
-3年间の実証実験の成果にもとづく公园づくり提案-

  • 特定非営利活動法人 呉サポートセンターくれシェンド、先进理工系科学研究科 田中貴宏

呉市の中央公园(堺川沿い8ブロック)については「魅力的な空间が少ない」「通过のための空间となっている」といった意见が多く、日常的な賑わいが不足している。しかし一方、市街地中心部に位置し、屋台、緑、河川といった魅力もあり、そのポテンシャルは大きい。また、都市空间の质向上を求める社会的状况の中、全国的に公园に求められる役割も変わりつつある。そのような中、これまでの2年间、広岛大学都市?建筑计画学研究室は、地域の方々と协働し、人流解析、アクティビティ调査、アンケート调査、実証実験を行ってきた。それらの成果を受け、最终年度である本年度は、、高校生や住民とのワークショップをもとにした実証実験と、3年间の実証実験の成果にもとづく、公园づくり提案を行うことを目的とする。
 

戦后広岛の都市文化を物语る地下仓库の活用方法を模索し地域文化やアイデンティティの再评価とコミュニティの活性化を図る

  • 6コア自治会、先进理工系科学研究科 角倉英明

川沿いの不法住宅と老朽化した復兴木造住宅の建て替えのために建てられた市営基町高层アパートは、戦后広岛の歩みを象徴する建筑物として知られています。高层アパートは合计17の自治会で构成されており、私たち第6コア自治会は、高齢者が50%以上を占め、8つの国の住民が暮らす多世代かつ多国籍なコミュニティです。しかしながら、他高齢者の増加や国や世代ごとに情报の入手に格差などが原因で、お祭りやイベントの企画が困难となり、多くの行事が终了しています。そして、过去のイベントで使用された自治会の备品や、家庭で使用されなくなった家具、电化製品、食器、本などが地下仓库に溜まっています。これらのアイテムはまだ使用可能なものもありますが、管理が行き届かず放置されており、その価値が十分に活かされていません。しかし、この地下仓库は地域の歴史や生活を物语る郷土资料馆のような雰囲気を持っています。未活性な空间となっているこの地下仓库とその中の膨大な戦后広岛の都市文化を物语る资料を、どのように活用し、整理するか、地域全体でその取り组みを考えるためのワークショップを企画します。
 


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