紧急被ばく医疗推进センター
神谷研二(カミヤ ケンジ)、東 久哉(アズマ ヒサヤ)
TEL:082-257-5842又は5398 FAX:082-257-5403
平成27年8月26日
高度被ばく医疗支援センター及び
原子力灾害医疗?総合支援センターに指定されました
広岛大学は、本日(8月26日)开催の第25回原子力规制委员会において、全国レベルの原子力灾害医疗机関である「高度被ばく医疗支援センター」及び「原子力灾害医疗?総合支援センター」に指定されました。
平成23年3月11日に発生した东日本大震灾とそれに伴う东京电力福岛第一原子力発电所事故は、自然灾害と原子力灾害が同时に起きた未曾有の复合灾害であり、これまでの紧急被ばく医疗体制の想定を遥かに超えた原子力灾害となりました。
このような経験を踏まえ、原子力规制庁は、放射性物质による汚染や被ばくを伴う伤病者(疑いを含む)に适切な医疗を提供し、明らかになった様々な课题を克服する体制として、紧急被ばく医疗体制を発展させ、灾害?救急医疗体制と融合した「原子力灾害医疗体制」を创设しました。
新しい原子力灾害医疗体制では、原子炉施设等が立地する道府県等(立地道府県等)に设置される「原子力灾害拠点病院」を支援する全国规模の组织として、従来の叁次被ばく医疗机関に代わり、「高度被ばく医疗支援センター」と「原子力灾害医疗?総合支援センター」を设置することになりました。
「高度被ばく医疗支援センター」は、内部被ばく患者、高线量外部被ばく患者や重度汚染患者等に対する特殊な诊疗の実施や线量评価、放射线防护を含めた医疗支援を行い、「原子力灾害医疗?総合支援センター」は、原子力灾害医疗派遣チームの派遣调整や地域のネットワーク构筑支援を行います。
一方、立地道府県等では、汚染の有无にかかわらず伤病者等を受け入れ、地域の原子力灾害医疗の拠点として活动する「原子力灾害拠点病院(拠点病院)」と拠点病院の被ばく医疗等を支援する「原子力灾害医疗协力机関」が设置されます。
広岛大学は、国(文部科学省)から平成16年に地域の叁次被ばく医疗机関に选定されて以来、新たに组织した紧急被ばく医疗推进センターを核にして、紧急被ばく医疗体制の整备事业を実施してきました。
今回、広岛大学は、国(原子力规制庁)より「高度被ばく医疗支援センター」、「原子力灾害医疗?総合支援センター」の施设要件を満たしていると确认され、第25回原子力规制委员会において指定されました。
【越智光夫学长コメント】
広岛大学は、福岛原発事故の発灾直后から延べ1300人余りの被ばく医疗チームを派遣するなど、被爆地の大学として国内外の被ばく医疗や復兴支援を実施してきました。今回の指定を受けて、被爆者医疗の蓄积や研究成果、および叁次被ばく医疗机関としての実绩を生かし、実効性のある原子力灾害医疗の充実と强化に取り组みます。
(参考)
○高度被ばく医疗支援センターに指定された机関(5机関)
広岛大学、长崎大学、福岛県立医科大学、弘前大学、放射线医学総合研究所
○原子力灾害医疗?総合支援センターに指定された机関(4机関)
広岛大学、长崎大学、福岛県立医科大学、弘前大学