大学院医歯薬保健学研究院 客員教授 内匠(たくみ)透
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E-mail: takumi@hiroshima-u.ac.jp
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平成28年1月4日
「発达脳特别公开讲演会」を开催します
~脳科学研究を基盘とした発达障害の行动科学研究プロジェクト~
~科学的根拠で障害児支援家族とのネットワーク作りも目指す~
広島大学大学院医歯薬保健学研究院 内匠透客員教授、総合科学研究科 坂田省吾教授らのグループは、平成23年度から文部科学省の事業として、「脳科学研究を基盤とした発達障害の行動科学研究プロジェクト」(略称:発達脳)を遂行しております。このプロジェクトは、世界初の自閉症ヒト型モデルマウスの開発に成功した実績を持つ広島大学が行うことのできる独創性の高い研究事業です。
このプロジェクトは今年度で最终年度を迎えますが、その成果を第6回公开讲演会として、下记のとおり开催しますのでお知らせいたします。
记
日 時:平成28年1月13日(水)午後7時~8時
場 所:広島大学医学部 広仁会館1階(広島市南区霞一丁目2番3号)
講 師:広島大学大学院医歯薬保健学研究院 客員教授 内匠 透
題 目:「自閉症の生物学的研究から見えてきたもの」
※入场无料?申込不要
「脳科学研究を基盘とした発达障害の行动科学研究プロジェクト」とは?
これまでの「発达障害研究」は、主に障害児教育の中で行われてきましたが、现在は、脳科学による生物学的理解が可能な时代を迎えました。
本事业は、発达障害の脳科学による最先端研究を行うとともに、その研究成果を环境も含めた支援という型に结び付け、またそれらを担う人材を育成するものです。
プロジェクトの「目的と目标」
自闭症を含む発达障害は、医学的に注目されているだけでなく、少子化の现代社会にも大きな问题です。教育心理学が研究の中心であった発达障害に、最新の脳科学の成果を取り入れることにより、科学的根拠に基づく障害児支援を行う体制を构筑することを目的としています。
この事业は、「行动科学」に基づく研究科の枠を超えた学际的研究、「教育学」の支援法への取り组み、さらには「工学」を含めた环境の构筑などといった融合的に展开する事业であり、将来的には「脳とこころの研究センター」の设立を目标としています。
具体的には、発达障害の医学?生物学、行动科学、心理学的研究を行い、発达障害の基础的知见を得るだけでなく、社会への出口として、大学病院における専门外来の充実、教育现场での障害児支援、障害者の立场にたった环境提供、さらには、研究者、医师、看护师、作业疗法士、临床心理士、患者およびその家族のネットワーク作りを目指しています。