
等身大の広大生の声を、受験生?高校生のみなさんへお届けする『広大生、先辈インタビュー』。第35回は、医学部保健学科看護学専攻2年の池本 薫子(いけもと?ゆきこ)さん(鹿児島県立甲南高等学校出身)です。前期日程で合格した池本さんに、受験と大学生活のあれこれを聞いてみました。
文系科目でも受験できる。だから広大?看护学専攻を选んだ
看护师である母の背中を见て育ちました。だから、进路を考えたとき、「看护」という选択肢はわりとすぐに上がってきて。高校时代はバスケ部のマネージャーで、选手のケアやサポートをする日々。やっぱり、「人を支える」ことが好きだったんですね。
「东京の大学に行ってみたいな」――。大都会への憧れがあった一方で、亲と相谈して、地元?鹿児岛にもう少し近い大学を探すことになりました。
文系の私にはもう一つハードルが。看护は理系科目でしか受験できない大学も多いんです。その点、広大の看护学専攻は、文系科目(国?英)でも理系科目(数?英)でも试験を受験できるので、私にはピッタリでした。
あと、大学って、キャンパスにはいろんな学部の人がいるイメージが强くて。看护を学ぶなら単科大学っていう选択もあったんですが、やっぱり学部や人が多い大学に行きたいなと。
そんなわけで、広大が第一志望になりました。

「私も亲も纳得して、広大を目指しました」
长期?中期?短期のスパンで计画を立てた受験勉强
高校时代はあまり集中力がなくて。大きな声では言えないんですが、授业中はよく空をぼーっと眺めていましたね(笑)。だから结局、1年浪人することになって。予备校の先生は私の性格を见抜いていて、「目标をしっかり立てる、戦略的に学力を伸ばす」ことを后押ししてくれました。これが転机に。1年间の科目ごとの勉强计画はもちろん、1ヵ月、1日、さらには1つの授业にまで目标を定めました。一つ一つの目标をクリアしていくことで自信がついたし、つまずいても中?长期の计画が定まっていたので、轨道修正がしやすかったです。
浪人してからセンター试験の理科科目を『化学』に変更しました。高校では勉强してなかった化学。ゼロからのスタートだったけど、これも计画通りに勉强を进めることでなんとかなりました。
戦略的に努力する――。今やっている部活やバイトでも大事なことだなぁって感じています。受験勉强のときに身につけた习惯って、意外と后々効いてくるもんですね。

大学でもバスケ部のマネージャーに。「攻守の切り替えのスピード感がワクワクするんです」

最近、大分へ旅行に行きました
看护を学び、人として成长したい気持ちが高まった
看护学を学んでみて、私の考えに変化がありました。理论に里打ちされた医疗知识や看护技术を追求するだけではダメなんだなって。新生児から高齢者に至るまで看护を必要とする人はさまざまいます。だからこそ、患者さんの気持ちや生活を推测する力が大事なんだと思うようになりました。
広大は学部が多いのはもちろん、学部の中の学科?コース、さらに细かく分かれた学问や诊疗科が豊富なのが特徴です。私と违う専门の友达と话すと、意外な惊きがあるし、看护学を外の视点から见つめられるので刺激があります。
看护师を目指す以上「人间の幅」を大きくしたい。いろんな人と话をして、その人の経験や価値観に触れないと幅は広がらない。だから、今の环境は私を成长させてくれています。
友达と「ちょっと赘沢する?」っていう日は、霞キャンパス内にあるスタバに寄ります。テンション上がりますね。

看护専攻の友达と。学年の男女比は、约15:1で女子が多い
保健师や助产师の道も视野に
広大の看护専攻では、「看护国家试験受験资格」に加えて、所要の単位を修得すれば、「保健师国家试験受験资格」「助产师国家试験受験资格」「养护学校教諭一种教员免许」が取得できる可能性があります。
私は子どもが好きなので、将来は小児看护をしたいと思っていますが、これから気持ちに変化があるかもしれないし、幅を広げるためにも、保健师と助产师の资格を取りたいです。学部4年间だけでは全ての単位を修得するのは难しいので、大学院への进学も视野に入れています。

池本さんの聴诊器はブラウン色
未来の広大生に向けたメッセージ
受験勉强それ自体は、将来に直结することはあまり多くないかもしれません。だからと言って、悲観的に顽张るのではなく、次のステップに行くためだと割り切って、前向きに顽张るのがいいと思います。次のステップ=大学では、受験生のときよりも、人间関係がぐっと広がるし、いろんな人から影响を受けながら、将来なりたい自分を见つけられるはずです。
2017年9月13日 記事?写真/広報グループ(i、O)
取材场所/霞キャンパス