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ここは本の森~広岛大学教育学部造形芸术系コースの学生が附属小学校図书室の改修のデザインを手掛けました~

(左から:飯間 朱音さん?寺田 縁さん?髙野 咲樹さん?八木 健太郎 准教授)

附属小学校の昼休み、児童たちは手に手に本をかかえて図書室の扉に吸い込まれて行きます。ここは本の森。図書室の改修を手がけたのは教育学部第四類生涯活動教育系造形芸術系コースの学生たち(飯間 朱音さん?髙野 咲樹さん?寺田 縁さん)。親しみやすいデザインで、施工後も児童たちが活用しながら育てていけるようなアイデアが満載です。どのようにして改修が行われたのか、実際に見学しながら造形芸術系コースの学生の皆さんと八木健太郎 准教授、そして附属小学校の間瀬 茂夫 校長にお話を伺いました。

研究室について教えてください。

八木先生)デザインを専攻した3?4年生と研究生で构成され、週1回ほど集まって活动をしています。间瀬校长から図书室改修のお话を顶いたときに、せっかくなのでとゼミで対応することにしました。こういう机会があればゼミのみんなでやるようにしています。今回はゼミ生の4年生3人が担当しました。

図书馆改修の経纬は?

间瀬校长)事の始まりは私が赴任した时に、図书馆に行こうとしたら入り口が分かりにくくて通り过ぎてしまい何とかしたいと思ったのがきっかけでした。そこでデザインに定评がある同僚の八木先生に相谈を持ち掛けました。その后研究室のみんなでデザインを考えていくうちにどんどんイメージが沸き上がり、当初扉だけの改修予定が入口壁面までの大掛かりな改修となりました。保护者で构成される「すずかけ会」の皆さまには多大なご支援を赐りました。

间瀬校长

改修前の様子

どのようなイメージでデザインされましたか?

学生たち)最初は「积み木」「海」「空」など、さまざまなイメージでアイデアを出し合っていたのですが、小学校1~6年生までの幅広い年齢に楽しんでもらえるデザインが良いと思い、憩いの场としてもふさわしく自然物としてもとても良いので「本の森」というテーマを持たせつつ「森」のイメージで制作することが决まりました。
もともとの入口が給食用のエレベーターと同じ場所にあり、昼休みに混雑してなおかつ暗かったので裏口だった場所を入口に変更したいと考えた結果、話がどんどん発展していきました。间瀬校长は驚かれていましたが、とても良い仕上がりになりそうだと、そのまま進めさせて下さいました。

イメージ図

イメージ図

ストーリーを感じる空间展示になっていますね。

学生たち)饭间さんが担当した扉は、円形の窓にすることによって、形も面白く奥の部屋も见えて视线的な意味でもよい仕上がりとなりました。髙野さんは扉の中心にディスプレイを作ることでデッドスペースになりがちな场所を生かし、干のようなデザインにしました。干の部分と窓を合わせると、叶っぱが生い茂っているような木の形にもなっています。正面に干の棚があり、それを囲む窓が木となり、寺田さんの担当した壁面の森へと続いていきます。壁面の木には翱厂叠合板を使用し、画びょうを刺して絵などが展示出来るようにしました。3人ともグラフィックなどの平面デザインを勉强していますが、3顿での空间构成はこれが初めてでした。平面では表现出来ても実际に设置可能かどうか不安要素は多々ありましたが、八木先生の的确なアドバイスで実现可能なプランに仕上げることができました。

壁面の森

円形の窓がステキな扉

円形の窓がステキな扉

実际に使われている様子を见ていかがですか?

学生たち)実际に使われているところを见に来るのは今日が初めてで、次々にやってくる児童たちや、壁にハロウィンの饰りつけをしたり実际に本を展示するなどして使われている様子を目にして嬉しいです。自分たちが作って终わりではなく、今后も実际に利用する児童たちにどんどん活用してもらいたいです。

改修を终えた図书室を初めて见る学生たち

今后の活动予定を闻かせてください

学生たち)今は来年2月の卒业制作展と论文発表会の準备中です。学内展と学外展を予定していますが、昨年度は新型コロナウィルス蔓延の影响で学外展を中止せざるを得なかったので、今年は开催できることを愿います。

(2021年10月取材/広报グループ惭)

【お问い合わせ先】

広岛大学広报グループ

TEL: 082-424-6762

E-mail: koho*office.hiroshima-u.ac.jp

(*は半角蔼に置き换えた上、送信してください)


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