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(左から:有泽さん、修さん)
闯搁広岛駅ビルに、尝贰骋翱(知育玩具としても亲しまれているレゴブロック)を用いて「新しい広岛駅ビル」を小さなスケールで表现した作品が设置されました。この约3万ピースの大作を共同で作ったのは、本学の「尝贰骋翱部らいごっと」と、広岛なぎさ中学校?高等学校のレゴブロック爱好会です。
「らいごっと」の部長である工学部1年(新2年)の有澤 多海良(ありさわ たから)さんと、メンバーの情报科学部1年(新2年)の修 楚函(しゅう そかん)さんに、「らいごっと」の活動や今回の制作など、お話を伺いました。
尝贰骋翱部らいごっと サークル名の由来:デンマーク语の濒别驳(游ぶ)と驳辞诲迟(良い)から、良く游ぶという意味で |
「らいごっと」とはどのようなサークルでしょうか?
有澤さん) 「らいごっと」は、週に1,2回程度集まって作品制作をしたり、地元の幼稚園や児童館にレゴを持って行って、子供と一緒に遊んだりしているサークルです。児童館の活動は年3回行っています。児童館でイベントに参加した子供たちからは「たくさんのレゴを自由に使って遊べて、楽しかった」などの感想をもらったりして、楽しんでもらえているようです。また、企業から作品制作やイベント開催の依頼を受けることもあります。
なぜ入ろうと思ったのでしょうか?
有澤さん) 元々は、レゴサークルがあるということは知りませんでしたが、入学式のサークル紹介のパンフレットの中に「らいごっと」の紹介があることを見つけて興味を持ちました。
修さん)中国でもレゴで游ばれています。私は小さい顷にレゴで游んでいたのですが、その后は全然やっていませんでした。私も入学式のサークル绍介で知って兴味を持ちました。
2人の役割は?また、サークルで使用しているレゴはどうやって入手されているのでしょうか?
修さん) 有澤さんは部長でサークルの取りまとめ、事務作業やSNSなどをしています。私はサークル内では特に役割などはありません。サークルで利用しているレゴは、サークル費での購入と寄付でいただいたものが半分半分くらいの割合です。
らいごっとの作品:跃动感のある昆虫たち
风情のある和室
作品制作の依頼があるとお闻きしましたが、そんなに多くの依頼があるものですか?
有澤さん) 依頼はそこまで多くはありませんが、一つ一つの依頼が簡単にはできないような、ちょっと難しい内容になってきています。広岛大学の「らいごっと」の记事や、「らいごっと」のやでの活动状况を见た公司が依頼をしてくれているようです。
レゴを用いた「新しい広岛駅ビル」の作成も、同じような依頼があったものでしょうか?
有澤さん) はい、今回、今年の春に新しく開業する広島駅の駅ビルのジオラマを制作してほしいという依頼をJR西日本から受けました。
修さん) 今回の依頼では、レゴでジオラマを組み立てる前に、PCソフト「Studio 2.0」を使用して設計図を作成し、それをJR西日本の職員の方々に確認してもらい、承認が得られた後、必要なパーツを購入し、実際に組み立てを進めていくという流れで制作を進めました。最終的なパーツは約3万点になりました。
有澤さん) 組み立ては、私たちとなぎさ中学校?高等学校のレゴブロック愛好会の部員や、JRの職員の方々と行いました。今回の案件では、「らいごっと」のが全体を引っ张ってくれました。
修さん) 中高生の皆さんも優れた技術や発想力を持っており、これまで中学校や高等学校にレゴ部があることを知らなかったため、今後さらに交流を深め、お互いに刺激を与え合える関係を築いていきたいと考えています。
新しい広岛駅ビルの作品(正面)
斜め下から
今回の活动を通じて、苦労した内容はどんなものがありましたか?
有澤さん) 実際の建造物は、箱の構造で強度を保つ空間になっていますが、私たちが再現した広島駅の「中央アトリウム空間」は、中身を見せるために壁を外して、コの字状の床を左右の少ない柱で支えなければならず、真ん中の部分の床を浮かせる必要がありました。この床をどのようにして強度を保って支えるかは非常に悩みました。そこで、強度を出すために「レゴテクニック」と呼ばれるシリーズの側面に穴が空いたブロックと、その穴に差し込むピンを用いて、木材をボルトで留めて梁を組むような要領で組むことにしました。設計上は、問題なく組むことができても、実際に作品にした場合に強度を保てないこともあるのですが、今回はうまくいきました。長年の知識と勘が役に立った瞬間でした。
修さん) 私は、駅ビル内のテナントの設計に苦労しました。特に、それぞれの店舗の個性をどのように表現し、現実のような雰囲気を出すかが課題でした。そこで、色や内部構造を工夫し、視覚的に店舗を区別することを意識しました。例えば、アパレル店では、明るい色と空白を活かして軽快な雰囲気を作り出し、現実のアート空間を意識し、壁にモザイクアートを施しました。しかし、限られたスペースの中でこれらの要素をバランスよく配置するのが難しく、特に他のテナントとの色の衝突を避ける点に苦労しました。
レゴテクニックの使用例

笔颁ソフトでの设计図
凄い作品になりましたね。时间も沢山必要だったのではないですか?
有澤さん) 制作期間は、全部で7ヵ月かかりました。そのうち4ヵ月が設計にかかった時間です。サークル内で分担して設計したのですが、バラバラに設計したものをくっつけるのには、本当に時間がかかりました。
3万ピースという、とんでもない数字ですが、どうやって数えるのですか?
修さん) PCソフトで設計する際に、必要なピース数が表示されます。そのピースが、全体で約3万ピースになりました。設計で必要になったピースを注文して用意していき、組み立てるという手順でした。
笔颁ソフトで设计するというのも凄いのですが、サークルのメンバーもみんな设计できるのですか?
有澤さん) そうですね。メンバーは全員設計できるようになっています。「らいごっと」に入ってから初めてレゴの設計ということを知って、PCソフトも使えるようになったメンバーもいます。私と修さんは理系ですが、文系のメンバーも多くいるので、理系でないと設計できないというわけではありません。私は工学部第四類(建築?環境系)に所属しているのですが、レゴの設計で空間を把握するということが、建築の勉強に活かせているのではないかと考えています。
制作期间について语る有泽さん
レゴの设计について话す修さん
レゴとは、どのような存在でしょうか?
有澤さん) レゴは、小さい子供からお年寄りまで、年齢や性別を問わず楽しめ、作ろうと思えば何でも作ることができる、すばらしい玩具です。また、モノとしての精度が高く、長い間形が変わっていないので、古いパーツも現役で使うことができる、サステナブルな玩具でもあると思っています。
修さん) 私にとってレゴは、趣味以上のものです。最初は、市販のセットを組み立てることで、デザインの美しさやパーツの組み合わせの楽しさに魅了されていました。しかし、大学に入ってからは、レゴを使って自分のアイデアやデザインを実際に形にできることを知り、さらにその魅力に引き込まれました。レゴは、自分の創造力を形にできるツールとして、今では私の思考を形にする大切なものとなっています。
今后の目标を教えてください。
修さん) メンバーを増やして、さらに多くの依頼を受けることで、広島大学の「尝贰骋翱部らいごっと」の存在を広めるだけでなく、レゴ自体にも多くの人々に興味を持ってもらいたいと考えています。また、自分たちの作品を数多く手掛けることでテクニックを磨き、部全体のスキル向上を目指しています。これらの活動を通じて、レゴの魅力を広げ、創造性や芸術性を高めていきたいです。
有澤さん) 大学生のレゴ全国大会や、神戸で毎年「Japan Brickfest」という大規模なレゴの展示会が行われているのですが、いずれそこで作品を出せたらいいなと思っています。また、「らいごっと」に入るために広島大学を受験したと言ってもらえるようなサークルになれば最高だと思っています。
らいごっとの部室で「尝」ポーズをする二人
(2025年3月取材/広报室碍&补尘辫;骋)
広岛大学広报室