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【研究成果】高性能水素贮蔵材料として期待される水素化マグネシウムの高活性化と活性化メカニズムの解明に成功

本研究成果のポイント

  • 水素化マグネシウムの高活性化法として、简便な方法を开発しました。
  • 触媒として添加したチタン化合物の化学状态を、齿线光电子分光法を用いて明らかにしました。
  • 世界的に高く評価されている学術雑誌の「Journal of Materials Chemistry A」に掲載され、表紙として紹介されました。

概要

広島大学の市川貴之教授およびAnkur Jain特任助教らの研究チームは、高性能な水素貯蔵材料として期待されている「水素化マグネシウム」等の活性化に成功し、簡便な方法で水素吸蔵および水素放出の反応速度を劇的に向上する事を可能としました。活性化の方法として、四フッ化チタンを微量添加したところ、従来法では長時間の混合処理ほど優れた結果が得られたのに対し、本方法では、より短時間の混合処理で触媒活性な状態を引き出すことが可能となりました。さらに、その機能発現機構について、X線光電子分光法を用いて詳細に明らかにしました。こうした成果は、高いインパクトファクターを持つことで知られている、英国の学術誌「Journal of Materials Chemistry A」(IF:8.867)に掲載され、さらに表紙として紹介されることとなりました。

市川貴之教授(左)およびAnkur Jain 特任助教(右)

X线光电子分光装置

论文情报

  • 題目:How does TiF4 affect the decomposition of MgH2 and its complex variants? – An XPS investigation 
  • 著者:Ankur Jain, Shivani Agarwal, Sanjay Kumar, Shotaro Yamaguchi, Hiroki Miyaoka, Yoshitsugu Kojima and Takayuki Ichikawa
  • 掲載誌:Journal of Materials Chemistry A
  • 顿翱滨番号:10.1039/颁7罢础03081础
     
【お问い合わせ先】

広岛大学大学院工学研究科
教授 市川 貴之

罢贰尝:082-424-4596 贵础齿:082-424-5744

E-mail:tichi*hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えてください)


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