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【研究成果】ワクワク感の脳神経指标による可视化技术を开発しました~脳波の独立成分と感性多轴モデルをもちいたワクワク感可视化の可能性~

本研究成果のポイント

  • これまでの官能评価は开発者や评価者の主観评定による手法が主でしたが、主観に頼った评価では商品开発などでは限界があり、嘘をつけない脳からの生の情报からの定量评価法の开発が求められています。
     
  • 脳机能解析研究により、脳情报を快?不快の1指标あるいは活性?非活性を加えた2指标を组み合わせて感情を定量评価する技术は様々报告されていましたが、それらに加えて未来?过去の时间轴の概念を踏袭した多轴モデルを用いることで情绪と认知机能が统合された复雑な感性の可视化技术の开発研究を展开しています。
     
  • 本研究では、「ワクワク感」という感情と期待とが织りなす复雑な感性状态を心理モデルを构筑し、脳波から得られる独立成分を用いて统合することで、「ワクワク感」を定量评価するモデルを世界で初めて开発しました。より多様な个人差を反映する感性の可视化が可能な社会実装への展开実现に向けて、様々な环境下での実験数を増やし础滨を用いた応用解析技术により社会実装へと桥渡しする予定です。

概要

広岛大学脳?こころ?感性科学研究センター?山脇成人特任教授、町泽まろ特任准教授の研究グループは、感性の可视化をテーマとして、快?活性?期待という3つの心理主観轴から「ワクワク感」をモデル化し、ヒトがイメージし、予期?评価している时の脳波情报を用いて、「ワクワク感」を定量评価する感性多轴モデルを世界で初めて报告しました。

产业界においては、商品开発にはこれまで経験値の高いヒトによる経験に基づく商品开発法が主で、また制作された商品の评価においても、モニターによる主観评価に頼らざるをえず、どうしてもたまにバイアスのかかってしまいがちな主観评価に頼った开発がなさせてきています。一方で、バイアスのかかっていない状态の脳情报を直接测定し、そのヒトの兴味度(ワクワク感)の定量评価可能な技术の开発が喫紧の课题となっています。
ヒトの脳活动を可视化(见える化)して、それを可视化するニューロフィードバック技术が近年注目されています。ニューロフィードバックとは、脳波や惭搁滨などを用いて脳活动をリアルタイムに可视化し、言叶やそのヒトの反応を待たなくても脳情报からそのヒトの感情や认知状态を可视化する方法です。

広岛大学の研究グループは、センターオブイノベーション(颁翱滨)事业において、これまで脳波を用いた感性の可视化技术开発を継続してきました。
本研究では、「ワクワク感」という感情と认知状态が复合された感性状态を快?活性?期待という3つの心理轴因子を用いて统合的にモデル化し、さらに各因子(轴)に対応した脳情报を脳波からの独立成分周波数パワー(スペクトラム)の変容と纽付けることで、ワクワク感のモデルを构筑しました。また、リアルタイムでの可视化モデルを构筑し、それにより、脳波を用いてヒトが事前情报から感じている「ワクワク感」をリアルタイムで视覚的に提示可能なモデルを提唱しました。

视覚情报(イメージ)に限局した実験结果例ではありますが、本研究は感情?认知状态が复合した多要素が织りなす感性をモデル化し、さらに脳波というウェアラブルな技术を用いることで购买活动やヒトの生きる活力に直结すると思われる「ワクワク感」のリアルタイム可视化を可能にするモデルを世界で初めて明らかにした研究です。
现在、本研究で得られている视覚に限局したモデルを、実験数を増やしてより汎化する研究を开始しており、また、多様な个性に対応可能にする為にそのヒトに最适化されたモデルの开発に着手しており、社会実装场面で広く実用化されることを目指しつつ、公司との产学连携を通じて开発を进めています。本研究成果は、心理学モデルの応用を最先端脳科学の手法を用いて実用化することで、今后の自动车产业などものづくり、サービス产业界などで课题である定量评価システムの构筑に贡献する革新的イノベーション技术として期待されます。

この研究成果は、国際誌「Journal of Neural Engineering」に掲載されました。

论文情报

  • 掲載誌: Journal of Neural Engineering
  • 論文タイトル: Quantification of anticipation of excitement with a three-axial model of emotion with EEG(脳波を用いた感情3軸モデルによるワクワク感の定量評価)
  • 著者名: Maro G. Machizawa1, Giuseppe Lisi2,3, Noriaki Kanayama1,4, Ryohei Mizuochi1,5, Kai Makita6, Takafumi Sasaoka1, and Shigeto Yamawaki1*
    所属:1広岛大学脳?こころ?感性科学研究センター、2名古屋工业大学、3础罢搁脳情报研究所、4产业技术総合研究所、5広岛大学大学院教育学研究科、6福井大学子どものこころの発达研究センター

研究サポート

文部科学省革新的イノベーション创出プログラム(颁翱滨)「精神的価値が成长する感性イノベーション拠点」(闯笔惭闯颁贰1311)

【お问い合わせ先】

<研究内容に関して>

脳?こころ?感性科学研究センター

精神神経医科学

特任教授 山脇 成人

TEL: 082-257-1724

贰-尘补颈濒:测补尘补飞补办颈*丑颈谤辞蝉丑颈尘补-耻.补肠.箩辫&苍产蝉辫;(注:*は半角蔼に置き换えてください)

<报道関係に関して>

広岛大学広报グループ

TEL: 082-424-3701

E-mail: koho*office.hiroshima-u.ac.jp (注:*は半角@に置き換えてください)


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