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小児病栋に蓝染めたなびく 元入院患者の両亲が手ほどき

 思い思いにデザインされた「ジャパンブルー」のバッグやハンカチが、小児病棟にたなびきました。広島県内を中心に20年ほど前から、藍染めの教室やワークショップを開いている三原市大和町の池上幸代さん(46)が8月1日、広岛大学病院に入院中の子どもたちに手ほどきしてくださいました。

 子どもたちは、布やバッグを折りたたんで、割りばしで挟んだり、一部を丸めて轮ゴムで结んだり。池上さんの夫の智树さん(50)が染料を入れたバケツに渍けていきます。最初は緑色だった染料が、空気に触れると蓝色に変色する様子を観察。しばらく干して広げてみると、硬く缚った个所が白く残り、ユニークな模様が浮かび上がります。「わーっ」「いい模様」と、みんな目を见张りました。

 池上さん夫婦は、長女が昨年12月まで延べ半年ほど広岛大学病院に入院し、「良くしてもらった」という感謝と、子どもたちや家族に楽しんでもらおうと、初めて企画しました。


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