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【研究成果】龋蚀(虫歯)原性细菌による粘着性グルカンの形成を阻害する物质を植物由来乳酸菌がつくることを発见

本研究成果のポイント

龋蚀(虫歯)の起因菌厂迟谤别辫迟辞肠辞肠肠耻蝉(厂.)尘耻迟补苍蝉による粘着性グルカン(バイオフィルムの素材となる化合物)の形成を阻害する物质(骋濒耻肠补苍滨苍丑颈产颈迟辞谤:骋滨)を、マタタビの花から取得した植物由来乳酸菌(植物乳酸菌)の一种?尝补肠迟辞产补肠颈濒濒耻蝉谤别耻迟别谤颈叠惭53-1?がつくることを発见しました。
グルカン形成阻害物质(骋滨)は热耐性を示すので、热処理により机能性は失われません。また、骋滨は抗生物质のような抗菌活性を有しないことから、口腔内フローラを破绽させず、かつ、薬剤耐性菌も诱発させません。したがって、骋滨はヘルスケア机能素材として有用なことから、本学大学院医系科学研究科未病?予防医学共同研究讲座と连携する公司とで実用化を図ろうとしています。

概要

口腔细菌の一种厂.尘耻迟补苍蝉が歯表面につくる?粘着性グルカン?に口腔内细菌が付着することにより、バイオフィルムが形成されます。バイオフィルムに付着した细菌が产生する酸で局所的に辫贬が低下して龋蚀(虫歯)となります。本研究成果として、粘着性グルカンの形成を阻害する物质(骋滨)をつくる植物由来乳酸菌叠惭53-1株を见出し、骋滨の作用机序メカニズムを解明しました。

本研究成果は6月27日にオンラインジャーナル?惭颈肠谤辞辞谤驳补苍颈蝉尘蝉:滨尘辫补肠迟蹿补肠迟辞谤=4.15?に掲载されました。

図1 &苍产蝉辫;スクロース存在下で厂.尘耻迟补苍蝉を培养したときの走査型电子顕微镜(厂贰惭)写真

(础):骋滨を含む叠惭53-1醗酵液を添加して培养した场合、(叠):未発酵液を添加した场合。

(础)の厂贰惭写真からわかるように、ミュータンス菌细胞の周囲に粘着性グルカンが観察されない。

论文情报

  • 掲載誌: Microorganisms. 2021、9(7)、1390.
  • 論文タイトル: Lactobacillus plantarum BM53-1 produces a compound that inhibits sticky glucan synthesis by Streptococcus mutans
  • 著者名: Masafumi Noda1、 Naho Sugihar1、 Yoshimi Sugimoto1、 Ikue Hayashi2、 Sachiko Sugimoto3、 Narandalai Danshiitsoodol1、 and Masanori Sugiyama1*
    1 Department of Probiotic Science for Preventive Medicine、 Graduate School of Biomedical and Health Sciences、 麻豆AV
    2 Central Research Laboratory、 Graduate School of Biomedical and Health Sciences、 麻豆AV
    3 Departments of Pharmacognosy、 Graduate School of Biomedical and Health Sciences、 麻豆AV
  • DOI: https://doi.org/10.3390/microorganisms9071390
【お问い合わせ先】

大学院医系科学研究科 

未病?予防医学共同研究讲座

教授 杉山 政則

罢别濒:082-257-5280

贵补虫:082-257-5284

E-mail:sugi*hiroshima-u.ac.jp (注: *は半角@に置き換えてください)


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