原爆放射线医科学研究所 放射线灾害医疗研究部门
再生医疗开発研究分野
罢别濒:082-257-5831 贵础齿:082-257-5831
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(注: *は半角@に置き換えてください)
低周波超音波治療は、マウスの筋肉損傷モデルにおいて、幹細胞(筋肉の基になる細胞)を筋細胞に分化誘導する一連の因子や遺伝子であるPax7 (※3)、Myf5 (※4)、MyoD (※5)、ミオジェニン(※6)の活性化や発現増強により、筋肉損傷修復を有意に促進しました。
1:広岛大学原爆放射线医科学研究所
2:広岛大学大学院医系科学研究科
3:広岛大学病院
*:責任着者
现在、低周波超音波治疗器が、保険诊疗として难治性骨折の治疗に用いられています。広岛大学原爆放射线医科学研究所の东幸仁教授らの研究グループは、长年に渡って、低周波超音波治疗が血管再生に有効であることを基础研究、临床研究を用いて报告しています。また、血管再生用の低周波超音波治疗器を作製して特许も取得しており、低周波超音波治疗による血管再生を研究する过程で、筋肉再生にも有効であることがわかっています。长期卧床やサルコペニア、寝たきりを要因とする筋肉量の低下によるロコモーティブ症候群(※7)に介入することは、大変重要です。低周波超音波治疗は、筋肉量の维持に、安全かつ简単に施行できて、有効な手段となる可能性があります。そこで、低周波超音波治疗による筋肉再生への有効性、低周波超音波治疗による筋肉再生のメカニズムの解明のため、本研究を実施しました。
本研究は、マウスの筋肉損傷モデルを用いて、低周波超音波治療が筋肉再生するメカニズムを詳細に明らかにしたものです(添付図参照)。骨格筋の再生は、骨格筋の幹細胞に発現しているPax7因子が、筋肉損傷等で刺激されると活性化して、筋分化制御因子であるMyoDを発現します。活性化された筋肉幹細胞は、増殖して数を増やしていき、筋分化決定因子であるミオジェニンを発現することで、筋細胞となり、筋線維と融合して、筋肉が出来上がります。低周波超音波治療は、インテグリン (※8)、ERK1/2(※9)を介してPax7を活性化し、MyoD、ミオジェニンの発現を増強させることで、筋肉再生をもたらします。
本研究により、低周波超音波治疗が、1)外伤等での筋断裂や筋损伤の早期回復に有効な治疗法となるだけではなく、2)卧床中に低周波超音波治疗を併用することにより、四肢筋肉量低下の予防?治疗が可能になること、3)サルコペニアを呈する方の筋肉量回復、前サルコペニア状况にある方の筋肉量の减少予防につながること、さらに、4)寝たきり老人の筋肉量维持に、安全かつ简単に施行できて、有効な手段となる可能性を示しました。実际に、难治性骨折や血管再生に使用されている治疗器は、操作が非常に简便で、医疗従事者の监督下で使用する必要がなく、照射时间も1日20分?30分で、自宅で行うことができます。今回の研究结果からも、筋肉再生の际も全く同じ方法で実施できると考えられます。今后は、さらに机能の良い低周波超音波治疗器を开発し、商品化も検讨していく予定です。
図1:筋肉再生用低周波超音波治疗器(プロトタイプ)
図2:従来の低周波超音波を用いた骨折治疗器(セーフス)(帝人ファーマホームページより)
図3:低周波超音波治疗器による筋肉再生メカニズム
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掲載日 : 2023年10月11日
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