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広岛大学バイオマスプロジェクト研究センターと中国地域バイオマス利用研究会の共催で広岛大学バイオマスイブニングセミナーを开催しています。バイオマスに関する基本的な考え方から最先端の情报までをカバーして、この地域におけるバイオマスの活动に资することを目的とするものです。第72回を以下の日程で开催しますので、ご参集下さい。
日时
2019年2月7日(木)&苍产蝉辫;16:20~17:50
场所
プログラム
◆解説?司会:広島大学大学院工学研究科 教授 松村 幸彦
◆講演: 広島大学大学院工学研究科 D3 Apip Amrullah
「下水汚泥の亜临界および超临界水ガス化におけるリンの挙动」
下水汚泥は最終製品の1つであり、これもまたリン(P)のキャリアであり、廃水処理システムにおけるP回収のための重要な資源を表しています。本研究では、連続式反応器を用いて、下水汚泥の亜臨界および超臨界水ガス化におけるリンの挙動を調べました。 連続式反応器を使用し、そして実験を種々の温度(300、350、500、および550℃)、滞留時間(5~30秒)、および25MPaの一定圧力で実施しました。 反応後の液体試料中のリンを定量分析しました。 結果は、有機リン(OP)が超臨界水条件とより短い滞留時間(10秒)の下で無機リン(IP)にほぼ完全に変換されることを示しました。
◆講演: 広島大学大学院工学研究科 教授 松村 幸彦
「水热粉砕が组成変化に与える影响」
粉砕前処理、水熱前処理は安価で環境に良いバイオエタノール生産の前処理方法として知られています。また、これらの処理を同時に行うことで効果的に前処理を進めることができることが報告されています。しかし、この同時水熱粉砕前処理後に発生する液相に溶解している成分が何由来のものかについて調査した報告はまだありません。そのため、今回の研究の目的を同時水熱粉砕前処理による原料の組成変化に粉砕が与える影響の確認とし、ディスクミルのディスク間距離を0.5 mm、1.5 mmとかえて前処理を行った際に得られた固体試料の実験前と実験後の組成を調べました。その結果、0.5 mm、1.5 mmどちらの条件でもリグニン、ヘミセルロースが減少しており、液相溶解成分はリグニン由来のものが多いことが示唆されました。また、粉砕の程度が組成に与える影響はほとんど確認されなかったことから、この前処理中では、水熱溶解が主に進んでいる可能性があることがわかりました。
【講習会】 ?生物化学的変換?
◆講演: 広島大学大学院先端物質科学研究科 教授 中島田 豊
エネルギー資源の枯渇が問題視されているなか、太陽エネルギーを使って生物が作り出すバイオマス資源は、再生可能エネルギーとして風力?太陽光などの自然エネルギーとともに注目されています。バイオマスの有効利用には、適切な変換を行って2次エネルギーにする必要があります。バイオマスエネルギーの変換には、1) 物理的変換 2) 熱化学的変換 3) 生物化学的変換の3種類があります。今回のイブニングセミナーでは、バイオマスの生物化学的変換について紹介します。
なお、18:00より意見交換会(参加費 800円)を開催します。ご都合の付く方はこちらにもご参加下さい。
広岛大学大学院工学研究科机械システム工学専攻内
中国地域バイオマス利用研究会