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広岛大学バイオマスプロジェクト研究センターと中国地域バイオマス利用研究会の共催で広岛大学バイオマスイブニングセミナーを开催しています。バイオマスに関する基本的な考え方から最先端の情报までをカバーして、この地域におけるバイオマスの活动に资することを目的とするものです。第74回を以下の日程で开催しますので、ご参集下さい。
日时
2019年5月16日(木)&苍产蝉辫;16:20~17:50
场所
プログラム
◆解説?司会:広島大学大学院工学研究科 教授 松村 幸彦
◆講演: 広島大学大学院工学研究科 M1 小川寛太
「水热反応场からの直接质量分析によるギ酸の确认」
水热反応场は、水热前処理、水热炭化、直接液化、超临界水ガス化など、各种のバイオマス変换に用いられる高温高圧の水反応场でありますが、その高い温度、圧力のために内部で进行する反応を确认することが容易ではありません。実际には生成物を急冷、减圧して回収、分析を行っていますが、この过程で反応がさらに进行したり、より安定な物质に変化してしまっている可能性も否定できません。しかしながら、现在のところ、サンプリングを行うことができる水热条件は250℃までの低温に限定されています。これに対し、ニードルバルブを细かく制御することでより高温までサンプリングを行う水热条件を広げられる可能性があります。しかしながら、これまでに250℃以上の反応场から直接サンプリングを行った検讨例はありません。そこで、本研究では、ニードルバルブを导入し、400℃までの高温场からの直接サンプリングを行うことを目的とします。
◆講演: 広島大学大学院统合生命科学研究科 D2 Mojarrad Mohammad
「厂丑别飞补苍别濒濒补属细菌を用いた低温菌シンプル酵素触媒による3-ヒドロキシプロピオン酸と1,3-プロパンジオールの同时生产」
本研究では低温菌シンプル酵素触媒(PSCat)による3-ヒドロキシプロピオン酸と1,3-プロパンジオールの生産について検討を行いました。DhaB、DhaT、PuuCを発現させた低温菌を用いました。すべてのサンプルは酵素活性を評価する前に45℃、15分の熱処理を行いました。アルデヒドデヒドロゲナーゼ活性を測定したところ、NADH濃度が0.5もしくは1 mMの添加および40℃での反応で活性が見られました。また、DhaTを発現させた株でも同様の結果が得られました。現在、PSCatによる同時変換反応を評価しているところです。
◆講演: 広島大学大学院统合生命科学研究科 助教 田島 誉久
「シンプル酵素触媒によるイタコン酸の生产」
シンプル酵素触媒は热処理により宿主の代谢酵素を排除するとともに基质の膜透过性を向上させて変换酵素による効率的な変换を行う触媒です。このシンプル酵素触媒により、クエン酸からイタコン酸を生产するために中温性の2种类の酵素を厂丑别飞补苍别濒濒补属细菌に発现させ高収率でイタコン酸を生产しました。また、効率的な変换のために触媒の固定化や2种类の酵素を近接化させる取り组みを行っており、それらを含めて绍介します。
なお、18:00より意見交換会(参加費 800円)を開催します。ご都合の付く方はこちらにもご参加下さい。
広岛大学大学院工学研究科机械システム工学専攻内
中国地域バイオマス利用研究会