広岛大学は、2017年度から、教养教育の一环として、スポーツ、芸术、科学、ビジネスなど各界で活跃されているリーダーをお招きし、学部新入生を対象に讲演を行っています。
本学では、大学で専门的な分野の学识を深めるのと同时に、幅広い教养、すなわちリベラル?アーツを生涯にわたって培っていくことが何より大切と考えています。
世界で活跃するリーダーたちが、どのような学生时代を过ごし、困难を乗り越えたのか。
大学での新しい一歩を踏み出す新入生に、间近で生きざまやスピリッツに触れてもらい、ワクワクする何かをつかんでもらうことを目的としています。
2019年度は、以下の方々に讲义を行っていただきました。


中丸氏は、自身の半生を振り返り、受讲した学生らに「梦をかなえるためには努力をして、そして努力をした自分を信じて、自信をパワーに変えてがんばってください」とエールを送りました。

川渊氏は、日本初のプロサッカーリーグである闯リーグを设立するまでの経験等をもとに、何か新しいことを始めるときには、奥(ワークハード)だけではなく、何のためにするのかという痴(ビジョン)を大切にしてほしいと语りました。

越智学长は、整形外科に入局してから、さまざまな工夫やチャレンジを重ねてきた経験を语り、「自分の头でしっかり考え、さまざまなことにチャレンジを」と学生ら呼び掛けました。

二宫氏は、「笔补蝉蝉颈辞苍(情热)、惭颈蝉蝉颈辞苍(使命)、础肠迟颈辞苍(行动)をもって、好きなことに挑戦してほしい。何かになることを目标とせず、自分が人生でなにをなしとげたいのか、飞颈濒濒(意志)がしっかりしていれば、失败も困难も乗り切れると信じている」と受讲者にエールを送りました。

茂木氏は、「ムーンショット」(困难だが、実现によって大きなインパクトがもたらされる、壮大な目标?挑戦のこと)を取りあげ、「日本の若者の底力を信じている。性别や学歴は関係ない。大きな目标をもち、兴味のあることをとことん追求?挑戦していく人材になってほしい」と激励しました。

野村氏は、カープ入団のきっかけや、プロ野球选手时代、监督时代、その后の大学院学生时代等のエピソードをユーモアを交えて幅広く语り、学生へのメッセージとして「大学では一生の友达を作ってほしい」と呼びかけました。

池谷教授(4月25日讲演)は、「脳研究の现在と未来」をテーマに、脳科学の最先端の研究を绍介するとともに、「皆さんの中には研究の道に进む方もいると思いますが、科学的技术が进歩すればするほど、社会的理解や生命伦理の问题に配虑することが重要です」と述べました。

池谷教授(4月24日讲演)は、「脳の活かし方」をテーマに、笑颜が前向きな感情を引き出すこと、行动することでやる気が生まれること、など体と脳の関係を説明した上で、「好奇心を持って、いろいろ経験してほしい。将来どんな状况になっても顺応できる柔软性を磨こう」と学生たちにメッセージを送りました。

弘兼氏は、自身が関わった2018年西日本豪雨災害被災地の復興支援の取り組みと、国際協力によって設計開発が推進されている次世代の直線型衝突加速器である国際リニアコライダーについて語り、「会長 島耕作」作品を用いながら、国際リニアコライダーの誘致をめぐる動向等について、学生に分かりやすく説明しました。学生には、「社会を見つめる鋭い視点を持つためには、常に広く浅くいろんな知識を吸収しどんな話題にもついていけるようにすることが大切」とアドバイスを送りました。

モーリー氏は、现在欧米で加速化している麻疹の反ワクチン运动などを例に挙げ、「科学的な知见は、社会に便益をもたらすものであるが、その基础となる部分が社会で広く共有されていない」と述べました。そして、学生らに「しっかり勉强して、その人のリテラシー(能力)のレベルで分かるように『伝える』ことが皆さんの使命だと思います。顽张ってください。」とエールを送りました。

池田氏は、「広岛银行について」「広岛県はどんな県なのか」「広岛経済の活性化について」の3つのテーマについて语りました。新入生へのメッセージとして、「情报过多の时代だが、本当にそうなのか?なぜ?なぜ?なぜ?と3回は疑问を持って、自分の头で考えて纳得してから受け入れるようにしてほしい。そのためには、自分の座标轴を持たなければいけない。日顷から、本や新闻をよく読んで、基础知识を吸収していってほしい」と语りました。

矢野氏は、「思いどおりにいかないのが人生」とユーモアを交えて自身の半生を振り返り、数々の苦难を乗り越え、100円均一ショップ「ダイソー」を国内外に展开する大公司として成功するまでの道のりについて语り、学生に向けて「しっかり勉强するとともに、心の通った友人を作って欲しい」「人が喜ぶこと、役に立つことをして、自分を高めて欲しい」「学べるという今の环境を当たり前と思わず、育ててくれた両亲や周囲に感谢の気持ちを伝えて欲しい」と呼び掛けました。