令和元年度 中学校?高等学校 教育研究大会
ごあいさつ
新学习指导要领が告示されてから数年がたとうとしています。本校では,これまで新学习指导要领に先駆けてアクティブ?ラーニングを取り入れた教育実践研究を行い,成果を発信して参りました。
今年度より,これまで行ってきた「次期学习指导要领に向けたアクティブ?ラーニングの展开」の成果を踏まえ,新たな研究主题として「『学ぶ』から『探す』へ―中高6ヵ年の学びの地図」を设定しました。昨年度スーパーサイエンスハイスクール(厂厂贬)の第4期目の指定を受け,「社会に开かれた科学技术を先导する人材育成の起点となる科学教育カリキュラム」を进めていることと连动して,学校设定教科「厂础骋础蝉(探す)」を新设し,高等学校の全生徒が主体的?自律的に研究に取り组む「课题研究」を推进しています。この「课题研究」は「教科横断?融合型」としてすべての教科?科目において展开されており,本校の研究推进の中心となっています。
本校では,教育課程全体を通してつける力を,SAGAs(Scientific, Academic, Global, Autonomous)と設定し,教育実践研究に取り組んでいます。この取り組みは,新学習指導要領で強調されている,「主体的?対話的で深い学び」によって「生涯にわたって探究を深める未来の創り手」として生徒を育てるための,授業方法や教育実践を具体的に示すものです。その基本は教科の学習の場で展開されることから,教科において「学ぶ」ことと「探す」こととの関係を明らかにすることを,本年度の課題としています。
学びへの旅は,中学校においてすでに始まっています。「探す」対象をどのように见つけ,深めるのか,そのために教科での「学び」はどのようなものであればよいのか。「探す」へとつながる「学び」のあり方,それを生徒一人ひとりの中の「学びの地図」として,そして中学校から高等学校へと続く「学びの地図」として提案します。教科から探究へ,探究から教科へ。この往还が中等教育における「主体的?対话的で深い学び」をよりよく実现させるのではないか,そんな予感がしています。
カリキュラム?マネジメントによる教育课程の改善は,ゴールとしてつけたい力を目指して,生徒の発达段阶や教科の系统性などを考虑しながら行われます。教育课程においては,中等教育6年间を通して,生徒の学びが深まっていくことが求められます。「主体的?対话的で深い学び」が,中学校から高等学校へと深化していくような教育课程の実现を目指して,教育実践研究を展开していく所存です。
多くの皆様のご参加を得て,ご意见をいただきながらさらに研究を深め,中等教育の発展に贡献したいと考えております。公务ご多用の折とは存じますが,ぜひご参加いただきますよう心よりお愿い申し上げます。
広岛大学附属中?高等学校长 铃木 由美子
主题
「学ぶ」から「探す」へ―中?高6ヵ年の学びの地図―
本校では,今年度からの研究主题を「『学ぶ』から『探す』へ-中?高6ヵ年の学びの地図-」に設定しました。昨年度までの実践研究において,新学習指導要領のキーワードである「主体的?対話的で深い学び」のうち,特に「深い学び」に着目し,各教科の文脈において,「深い学び」をどのように定義し,実現するのかを追究してきました。「深い学び」のその先にあるもの,それは,生涯を通じて主体的?自律的に学びを開拓していく「探究(=探す)」であると考えています。そして,探究を通じて,それまでの経験で得られた多様な学びが活かされ,有機的につながって,新たな「深い学び」が創出されると考えています。
今年度からの3年间の実践研究では,各教科あるいは教科の枠を超えた教育课程全体として,「探す」场と「学ぶ」场の関係を改めて整理し,「学ぶ」ことが「探す」ことにどうつながっているのか,「探す」ことを通じて「学ぶ」ことにどうフィードバックできているのかを検証することにより,本校独自の「学びの地図」を提案したいと考えています。
また,本校は16年间にわたってスーパーサイエンスハイスクール(厂厂贬)の指定を受けています。そこでは课题研究を中核とした教育课程を编成し,生徒が主体的?协働的に科学研究に取り组むことで,科学に対する精确で深い知识と洞察力を备えたトップ?サイエンティストへと成长することを企図して教育活动を展开しています。昨年度からは,新たに第4期の指定を受け,厂补驳补肠颈迟测(贤明な判断が下せる知性?洞察力?先见の明)の育成を重点课题としています。
全体会1では,公开授业や协议会等について,よりよくご理解いただく助けとなるよう,他の企画に先立つ形で,本校の取り组みの全体像をご绍介いたします。
日时
令和元年11月29日(金)
9:00~17:00(受付8:30开始)
会场
広岛大学附属中?高等学校
〒734-0005 広岛市南区翠一丁目1番1号
主催
広岛大学附属中?高等学校 中等教育研究会
后援
広岛県教育委员会 広岛市教育委员会
スケジュール
8:30~ 9:00 受付
9:00~ 9:15 全体会1(趣旨説明)
9:30~10:20 1限目(公开授业?分科会)
10:35~11:25 2限目(公开授业?分科会)
11:40~12:30 3限目(公开授业?分科会)
12:30~13:30 昼食
13:30~15:10 4限目(分科会)
15:30~17:00 全体会2(讲演)
公开授业?分科会
全体讲演
講師:江利川 春雄 先生
(和歌山大学教育学部教授)
「人との関わりの中で学びを创造する子どもたち」
人间は人との関わり合いの中で进化してきた类的存在です。ですから,仲间と高め合う协同学习は,学びの本来的?本质的な姿です。江戸时代の藩校や兰学塾で行われていた「会読」は,「互いに问题を持ち出したり,意见を闘わせたりして,集団研究をする协同学习の方式」(石川谦『学校の発达』)でした。新学习指导要领が掲げる「主体的?対话的で深い学び」は,本来の学びへの回帰とも言えるでしょう。
讲演では,学校现场での豊富な実例を交えながら,他者との関係性の中で揺さぶり/揺さぶられながら学びを创造していく子どもたちの姿から,人はどのように学ぶのかを考えていきます。キーワードは「関わり」「ことば」「探求」です。
教师は舞台里での授业デザイナーと演出家に彻し,授业中の関与を最小化すると,子どもたちは主体性?创造性を発挥します。教师作成の问题を易しく作り直して仲间に渡す小学生。「立ち歩き时间」に个人?ペア?グループの学习形态を自由に选ぶ中学生。课题を済ませ「出张先生」として仲间の支援に赴く高校生。授业観察は発见と感动の连続です。
学びの目的は「人々を,なりゆきまかせの客体から,自らの歴史をつくる主体に変えていく」こと(ユネスコ学习権宣言)。偏差値や竞争のためではなく,「自らの歴史をつくる主体」を形成する学びとは何か。一绪に考えていきましょう。
申込
事前申込は终了いたしました。
事前にお申し込みをいただいていないみなさまには当日受付を设けますので,研究大会当日,直接「当日受付」窓口へお越しください。
参加费
参加费無料です。(資料代も不要です)
その他
(1)驻车场に限りがありますので,できるだけ公共交通机関をご利用ください。
(2)昼食については,本校の食堂を営业しておりますので,ご利用ください。
近隣にも饮食店,コンビニ等ございます。
(3)宿泊については,各自で手配してください。
(4)研究大会に関して,ご不明な点がございましたら,本校研究部までお问い合わせください。
问い合わせ先
〒734-0005 広岛市南区翠一丁目1番1号
広岛大学附属中?高等学校 研究部
罢贰尝 082-251-9867 贵础齿 082-251-0208
e-mail conf-fuhs[at]ml.hiroshima-u.ac.jp
※摆补迟闭は半角の蔼に置き换えてください。